農のこころ丸山美沙夫
農といふ一字の重し蝸牛 菊地 徹 俳誌『せきれい』から。でで虫、でんでん虫とも呼ばれる蝸牛は、湿気の多いところを好み、梅雨どきに多く発生するので夏の季語となっている。殻をつけた姿が愛らしくもある。だが殻を負って這う恰好は重たそうに感じる。作者は、農に生きる己を重ね合わせて捉えているのだろう。農業の危機に立ち向う重さでもある。
(新聞「農民」2014.7.7付)
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[2014年7月]
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