「農民」記事データベース20140707-1124-02

若者憲法集会とデモ

声あげよう 命・自由のために
9条あるからこそ平和がある


若者の街に共感の輪広がる

 農民連青年部も実行委員会に加わる「若者憲法集会」が6月22日、都内で開かれ、午前の分科会、午後の全体会とデモ行進に1000人を超える若者が集いました。

 八つの分科会では、学習会や交流会、集会、フィールドワークが行われました。

 全体会では、はじめに、イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんが、イラクでの人道・医療支援活動について報告。戦場さながらの悲惨な現状を紹介し、イラクでは、これを変えるためにも憲法改正の必要性が議論されていることを語りました。さらに、憲法9条があるからこそ平和が保たれることを強調しました。

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各地の運動を交流した全体会

 「明日の自由を守る若手弁護士の会」共同代表の黒澤いつきさん(弁護士)が、紙芝居を使いながら、憲法の紹介や、人権、平和、暮らしへの影響力の大きさなどについて説明しました。

 第2部は運動の交流。大阪平和委員会の代表は、憲法アンケートなどで若者の意見集約に力を入れています。全日本教職員組合青年部は、9がつく日に「9条に乾杯プロジェクト」で語り合っています。新日本婦人の会の若いお母さんは、戦跡めぐりや被爆者、日本兵から性暴力被害を受けた朝鮮・韓国人女性の体験談を聞く取り組みを行っています。

 全商連青年部協議会は、署名などで消費税増税の不当性を訴えながら生存権などの憲法の話をしています。若者憲法集会の各都道府県代表も発言。福岡代表団は、シール投票や安倍首相へのレター発送に取り組み、滋賀県実行委員会は、今回「ベアツアー」と名乗り、「安倍首相に反対の意味が込められている」と訴えました。

 最後に「日本の未来は若者の声と行動にかかっています。全国の若者のみなさん、一緒に声をあげましょう。私たちの命と自由のために」とのアピールを採択しました。

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サウンドカーに先導されながら渋谷をデモ行進

 参加者は、渋谷をデモ行進。サウンドカーやドラム隊に続いて、若者でにぎわうセンター街を歩き、注目を浴びながら、参加者の輪が膨らんでいきました。

(新聞「農民」2014.7.7付)
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2014年7月

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