「農民」記事データベース20140721-1126-13

旬の味


 安倍政権が、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。国民の半数以上が反対しているのにどうして閣議だけで決定できるのだろうか▼人類史上初めて軍隊をなくすことを盛り込んだ平和憲法をつくったのは日本。2番目はコスタリカだ。日本はその後、自衛隊という軍隊がつくられた。しかしコスタリカは、軍隊をなくしてしまった。コスタリカのアリアス元大統領は言う。「私たちにとって、最もよい防衛手段は、防衛手段を持たないことだ」と▼今私たち一人一人が自信をもって行動すればやがて社会を変える力になるだろう。先日、娘から「集団的自衛権の閣議決定に反対する官邸前の集会に行かないかと言われたけれども、どうしよう?」と電話があった。後日、「行ってきたよ! 若い人たちや学生がたくさんいてびっくりした!!」と。娘も社会を変える一歩を踏み出したと本当にうれしかった▼あきらめてはいけない。二度と悲惨な戦争が起きないように、世界中が9条の精神で満ちることを信じて行動しよう。

(陽)

(新聞「農民」2014.7.21付)
ライン

2014年7月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2014, 農民運動全国連合会