「農民」記事データベース20140728-1127-10

知らずに食べていた
遺伝子組み換え食品
(3/3)

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GM飼料を使わない
おいしいハム・ソーセージ

 丹沢ハム工房

 松下憲司さん(海老名畜産社長、神奈川県愛川町)の話 無添加でおいしいハム、ソーセージをつくるには、原料の豚肉がおいしくなければできません。そのためには、おいしいエサ(飼料)に気を配るのが先決です。飼料の配合は、飼料米、トウモロコシ、大麦、大豆かす、魚粉、さつまいもなどですが、このうち大麦や、さつまいもは、豚肉の脂肪を融けやすくし、甘味と風味のあるものにします。

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  遺伝子組み換えを使わない飼料で豚も人間も健康に

 私たちは、いくら安価で効率の良い肥育ができるとしても、人間や家畜の健康に少しでも不安のある飼料は食べさせたくないと考えています。ですから、豚の飼料は、トウモロコシ、大豆かすなど、すべて、非遺伝子組み換え作物を原料にしたものだけを厳選して使っています。

 また、市販のハムなどで使っている添加物も一切使っていません。

 リン酸塩は、多食するとカルシウムのバランスを崩し、骨の形成に悪影響が出るといわれています。発色や保存の添加物には、酸化防止剤(エリソルビン酸Na)、保存料(ソルビン酸K)、発色剤(亜硝酸ナトリウム)などがあり、ソルビン酸Kには発がん性などがあるほか、発色剤の亜硝酸ナトリウムと結びつくと、突然変異源となる物質が生成されるといわれています。

 「丹沢ハム工房」(ハムソーセージバラエティーセット、品番081)は農民連ふるさとネットワーク(TEL 03・3590・9517)の夏季カタログからご注文できます。


チェックシート
子ども用

わかる!GM食品問題

画像  ここにあげたGM食品はほんの一握り。詳しくは、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」が作製した「遺伝子組み換え食品を避けるためのチェックシート」(子どもの食べもの編)をご覧ください。他のスナック菓子やゼリー、清涼飲料水など種類も豊富。資料も詳しく、これ1部で、遺伝子組み換え問題がわかります。

 同キャンペーンの纐纈(こうけつ)美千世さんは「前回チェックシートを作製したときに、子育て中のお母さんから『お菓子はどうなのか、何を食べさせたらよいのでしょうか』という声が寄せられました。食べものは人の体をつくり、次世代にもつながっていくものです。今の表示ではわかりづらいですが、身近な食品にこんなに多く含まれていることを知ってほしい。そして、GM食品から子どもを守る運動に参加してください」と呼びかけています。

 頒価100円。送料はお問い合わせください。

 申し込み先 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン TEL 03(5155)4756、Fax 03(5155)4767、Eメール office@gmo-iranai.org

安心して食べるために私たちにできること

(チェックシートから)
 ・毎日食べるものに気をつかう
 ・油はごま油、オリーブ油、国産100%の油を使う
 ・オーガニック食品を買う
 ・ラベルを読んで成分を知る
 ・農家とつながる
 ・自分で料理をつくる
 ・パブリック・コメントを出すなど、国に働きかける
 ・スーパーや食品店に意見を届ける
 ・地産地消を心がける
 ・GM食品の表示をさせる運動に加わる


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東京・荒川区
為我井雅子
  東京・八王子市
藤田イツ子

(新聞「農民」2014.7.28付)
ライン

2014年7月

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