「農民」記事データベース20140721-1126-09

技術家庭科の栽培実技に活用を

全農研が小冊子を発行

『生物育成 実践の手引き2』


現場の教育実践を手引き書に

画像  全国農業教育研究会(全農研)は今年4月に冊子『生物育成 実践の手引き2』を発行しました。「すべての子どもたちに農と食と環境の教育を」「作物を育てることで自らも育つ、農業の持つ教育力を」という願いを持ち活動してきた全農研の、「多くの中学校技術家庭科の先生方に活用していただきたい」との思いがこもった一冊です。

 編集に当たっては2012年1月に発行した『手引き1』に寄せられた意見をもとにわかりやすい内容にしました。また、中学校の「技術・家庭科」では、先生の栽培の経験が少ない、授業も大人数で行い、生徒たちも栽培や道具などを使う経験が少ない、栽培するにも学校では教育的なほ場がない、などの困難や課題が多いという現実があることも考慮。ペットボトルでの栽培や袋栽培、プランターやポット(鉢)での栽培についても載せています。

 手引きはそれぞれの分野の先生方が日頃の教育実践を基に記述しました。栽培の基本的な技術、栽培の要点をとらえ、分かりやすく活用していただけるよう工夫してあります。高校レベルの内容を含んでいる部分もありますが、他の作物にも応用してほしいとの思いがあります。

 すでにインターネットで中学校技術科教師や農業高校の若手の先生、教師を目指す学生からも購入希望がありました。地域と結びついた教育を進めている職業高校や地域高校、一般での家庭園芸でも活用できる冊子となっています。ぜひご活用ください。

▼価格 500円(送料別)
▼問い合わせ・注文先全国農業研究会事務局〒959‐3241 新潟県村上市桃川885 内山雄平さんTEL・FAX 0254(66)7713

(新聞「農民」2014.7.21付)
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2014年7月

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