2000年11月


2000年11月27日(第472号)

スペースマーク ハンバーガーは輸入食材の塊だった
今年、みなさんはハンバーガーを何個食べましたか? 日本マクドナルド社の2000年の販売総数(見込み)は12億個。赤ちゃんから老人まで一人10個食べた計算です。
スペースマーク 「史上最大の減反」に怒り
政府・自民党は、米価暴落の原因である外米輸入と自主流通米入札の値幅制限撤廃にはまったく手をふれず、史上最大の減反と収穫目前の「青刈り」を強制する来年度の都道府県別の割り当てを11月1日に発表しました。
スペースマーク 「茨木ふるさと産直ネット」発足
農産物流通の激変のもと、産地間の組織的な協力と共同の力を生かし、生産技術と品質の向上、生産力の拡大をはかり、豊富な荷揃えで、生協をはじめ多様な産直事業を展開しよう――11月9日、茨城県内の7つの産直産地組織によるネットワーク「(有)茨城ふるさと産直ネットワーク」(略称、茨城ふるさとネット)の設立総会とお披露目会が土浦第一ホテルで開かれました。
スペースマーク 「加工原料乳価・肉価上げ営農保障を」
農民連と畜全協は11月7日、畜産振興審議会を前に農水省交渉を行い、以下の8項目を要求しました。
スペースマーク スターリンク 日本への輸出停止を
アメリカで全面回収された未承認の遺伝子組み換えトウモロコシ「スターリンク」。アレルギーを引き起こすなど人体に悪影響を与える恐れがあり、日本でも承認されていないにもかかわらず、食品や飼料に出回っています。
スペースマーク NHKテレビ―広がる怒りの波紋
NHKテレビは10月25日、クローズアップ現代「コメ豊作・価格下落の波紋」と題した番組を放送しました。
スペースマーク 青刈り
みのりを/こみあげるよろこびを/ひとつのことばはなぎ倒す
スペースマーク 子どもが育つ原点は食生活
10月27日から29日にかけ、伝統食列車が入った千葉県での交流会に、食べるのがもったいないくらいの美しい「むらさき芋の茶巾しぼり」をつくって参加した千葉・北総農民センター女性部の飯島米子さんが、このほど次のような感想を編集部に寄せてくれました。
スペースマーク 「すずき産地」の八細工七貧乏
「お釈迦様より、草津の湯より」うちの米のキャッチフレーズです。何のことだかわかりませんよね。レンゲソウを有機肥料に、アイガモを除草剤代わりにしたので「恋愛米」というブランドをつけたのです。
スペースマーク 本の紹介
河相一成・著『恐るべき「輸入米」戦略』

2000年11月20日(第471号)

スペースマーク 市場出荷、一日も休まず
「大いにものを作り、国産を望む消費者にどんどん届けよう」と、市場出荷に積極的にとりくんでいる栃木農民連の活動がいま注目されています。
スペースマーク 大収穫祭・全国自慢市
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は11月26日(日)、東京都内で結成十周年を記念して「シンポジウム」と「大収穫祭・全国自慢市」を開催します。シンポジウムでは、急速に高まる食料、農業、環境を守る共同のとりくみを、21世紀にさらに発展させていく方向を探ります。大収穫祭・全国自慢市は、秋の全国一斉共同行動の成功と、十周年を祝います。
スペースマーク 「セーフガード発動」はすぐ可能
セーフガード発動を求める意見書を採択した地方議会が700近く、全体の2割を超えています。農業関連では、ウルグアイ・ラウンド中の米輸入自由化反対の意見書に次ぐ勢いで、野菜やシイタケ、果実のセーフガード発動が切実な要求であることを示しています。
スペースマーク 農業団体の要望通りセーフガード発動
韓国政府は99年10月にニンニクのセーフガード発動を申請し、今年に入って実際に発動しています。
スペースマーク 「セーフガード発動求める」請願・陳情採択自治体一覧(追加)
セーフガードの発動を求める請願・陳情採択自治体一覧です。
スペースマーク “食料確保は国の責任”
10月30日、関東農政局が主催して「第2回WTO農業交渉意見を聞く会」が、東京で開かれました。農水省が作成しつつある、年末にWTOに提出する日本提案の骨格案と「コメに関わる検討の視点」に対する意見を聞くというもの。合わせて、インターネットなどを通じて農水省に寄せられたWTO農業交渉に関する約230件の意見の概要を説明しました。
スペースマーク 交流学習会開く
三重県連が10月28日、交流学習会を20人が参加して多気郡多気町で開き、農業危機打開の運動と、来年1月の全国大会にむけた県連の取り組みについて川辺事務局長が問題提起をしました。
スペースマーク 住宅街の直売所36年
東京都国立市の専業農家で、新聞「農民」の読者である中村信久さん(66歳)は庭先で直売所を始めて今年が36年目。店の売り上げは1000万円を超える。そんな話を聞きつけ、東京農民連の武山健二郎氏と訪ねました。
スペースマーク 「第45回働く女性の中央集会」
「第45回はたらく女性の中央集会」が10月28日、29日に京都で開かれ、のべ1200人が参加しました。
スペースマーク 中国の農業を垣間見て〔その4=最終回〕
農村地帯で惜しげもなく農地がつぶされて広い道路がつくられている状况が目につきました。それが合流する有料道路や高速道路が中国最大のコンテナ積出港・青島港につながっているのでした。
スペースマーク 産直まつり
埼玉/奈良/岩手/愛知/富山
スペースマーク “学ぶとはなにか”問う映画「十五才―学校IV」
松竹大船撮影所最後の作品となった、山田洋次監督作品「十五才―学校IV」は、学級崩壊やいじめ、不登校、引きこもりなど、子どもたちをめぐる様々な問題を、子どもの目線からとらえている。
スペースマーク 中村梧郎写真集『戦場の枯葉剤』
ベトナム戦争が終わってから四分の一世紀がたちましたが、いまだに米軍による枯葉作戦の傷跡は残されています。
スペースマーク 初心者のためのビデオ撮影講座(第5回)
『カメラを動かさない画面(フィックス)が撮影の基本です』ということをもう一度ここで強調した上で、左右・上下に振る場合の注意点を書いておきます。

2000年11月13日(第470号)

スペースマーク 「食料品は国産で」が84.2%
“外国産より高くても、食料はできるかぎり国内で作る方がよい”と望む国民が84.2%で、圧倒的多数を占める――総理府の世論調査で、こんな結果 が出ました。総理府が1987年から行っている世論調査で、今回で5回目。
スペースマーク “素晴らしい日本の食文化”
11回目の伝統食列車が60数人を乗せて10月27日から29日にかけ、千葉県と茨城県を訪問しました。交流会の会場は千葉では銚子の犬吠埼、茨城は霞ケ浦に近い内原町の鯉淵学園。
スペースマーク 生産ふやし、新聞「農民」を先行した組織拡大へ
10月31日、東京・新宿農協会館で開かれた農民連全国代表者会議は、40都道府県から84人が参加して、第5回常任委員会決定にもとづく大会成功に向けた活動に全力をあげる決意を固め合いました。
スペースマーク 農収減少、抜本対策を
10月28日午前9時。秋田県羽後町でドーンというのろしで始まった「第31回羽後町農業を守る集い」。会場は全町から集まった1500人の農民でいっぱい。
スペースマーク 「価格下落にどう取り組むのか」
日本共産党国会議員団の呼びかけたシンポジウム「農産物価格下落にどう取り組むか」が10月30日、東京・千代田区の憲政記念館講堂で開かれ、のべ189人が参加しました。
スペースマーク 有害! 日本では食品に混入遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン11・21集会
アレルギーを引き起こすなど人体に悪影響を及ぼす恐れがあるとしてアメリカで回収騒ぎが起き、日本でも食用、飼料用として未承認の遺伝子組み換えトウモロコシ「スターリンク」が国内の市販の食品から検出された――。
スペースマーク 輸入農産物の多さ実感
和歌山県農民連女性部は10月3日、神戸港輸入農産物の実態を見る見学ツアーを行い、これには女性会員24人と消費者5人の計29人が参加しました。
スペースマーク 中国の農業を垣間見て〔その3〕
第3日・10月2日。8時半出発。莱陽市近郊の畑作農業視察の途中、いたるところで道路や橋梁の工事が進められていました。
スペースマーク 各地の話題
市と交渉、工業団地の一角に菜種播く/楽しく産直交流
スペースマーク 初心者のためのビデオ撮影講座(第4回)
ビデオでは人物を撮ることが多いのですが、案外ルーズな画面になっています。表現したい目的や単調にならない工夫で画面サイズを選びます。

2000年11月6日(第469号)

スペースマーク 中国産の輸入激増 ネギ産地“大打撃”
ネギといえば「深谷ネギ」と言われるほど有名な埼玉県深谷市。県北部に位置し、県内最大の野菜産地です。市町村でネギの粗生産額が全国一位を占めるネギ産地が、日本の商社による中国からの“開発輸入”で大打撃を受けています。
スペースマーク 新規就農者に支援金
 茨城県阿見町で県内初の新規就農支援制度が、今年四月にスタートしました。制度の実現に奮闘した茨城県南農民組合理事の荻島光明さん(日本共産党町議=52)は、「町が本気で地域農業を守る姿勢を示すことで、若者が農業に挑戦してみようと思う呼び水になれば」と語っています。
スペースマーク 第5回常任委員会決定(要旨)
農民連は、10月20日〜21日に第五回常任委員会を開き、情勢やこの間の全国の活動を振り返り、来春に予定している第13回定期大会を成功させるために取り組む方針を決めました。
スペースマーク 生協産直さらに大きく
10月18日から19日にかけて静岡県熱海市で産直協の生協産直交流会が開かれました。21都道府県34組織から59人が参加。生協産直をさらに大きく発展させるため、経験交流、討論を行いました。
スペースマーク 群馬県農業委大会が採択セーフガード発動を県に要請価格、鳥獣害対策など都と交渉税金学習会開く
10月18日に開かれた第46回群馬県農業委員大会(県農業会議、郡市農業委員会協議会などが主催)で、セーフガード発動を求める決議が全会一致で採択されました。約1500人の県下全農業委員を集めた大会で決議されたことは大きな意義を持つものです。
スペースマーク 苦しむ被災者にすぐ支援措置を
災対連(災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会、農民連も加入)は10月25日、総会と交流集会を開き、翌日は国土庁、厚生省などと交渉を行いました。
スペースマーク 改良重ねて栽培に成功
収穫時期を選ばず、果実はしっかりとしていて甘い――農民連の組合員が育成した優良なイチゴの品種があることをご存知ですか? 東京農民連と東京産直センター組合は、八王子市の組合員、山口照男さん(55)が作った「純ベリー2」という新品種の苗の供給を準備し、栽培の普及を目指しています。
スペースマーク 中国の農業を垣間見て〔その2〕
 10月2日、山東省・莱陽(らいよう)市の辛国君農業局長らが概況を説明し、加工工場や生産の現場のことは担当官が案内してくれました。そこでの印象的な点は――
スペースマーク 保育園児らが稲刈り
庄内産直センターとお米の産直をしている横浜の保育園の子供たちと親、先生と計75人が、稲刈りにやってきました。稲は今年の春、子供達自身が田植えしたものです。
スペースマーク 古代米・白毛もちの収穫祭
長野県の上伊那農民組合が復活させた、まぼろしの古代米「白毛もち」の収穫祭が10月11日おこなわれました。
スペースマーク “村おこし”コスモス祭り
兵庫県明石市の西江井農会(50戸)は10月8日、村おこしをめざしてコスモスまつりを初めて開きました。地元の小学校の協力もあり、子どもの参加が多く、親子づれで賑わい、予想を越える約1000人の人たちが参加しました。
スペースマーク 各地の話題
白鳥が初飛来/富士神社の秋の大礼祭/豆腐作りなどの交流会
スペースマーク 2000年世界女性行進
「2000年世界女性行進の終結デモ行進」が10月17日、東京・銀座で行われました。
スペースマーク 先人のたたかいに学び農民運動の活力に
岐阜県郡上(ぐじよう)の人たちの多年の願いであった「郡上一揆」の映画が、多くの人たちの協力で完成しました。招待を受けて試写会に行ってきました。
スペースマーク 初心者のためのビデオ撮影講座(第3回)
最近のビデオカメラは小型軽量のため、持ち運びには便利ですが、逆に安定感がありません。手ぶれ防止機能がついていても、望遠で撮るときは三脚を使わないと想像以上にぶれます。
ライン

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