産直まつり各地で盛況
国産の味、満喫埼玉埼玉の農民連と新婦人は、産直運動十周年を記念して“ふるさと埼玉豊年まつり”を十月二十九日、大宮市の市民の森センターで行い、雨にもかかわらず千百人が参加し大盛況でした。雨天の会場となった同センターのピロティーに農民連と新婦人の店がずらりと並びました。農民連からは野菜、新米、二千個のコシヒカリおにぎり、つきたてのお餅、イワナ、みそおでん、アイスクリーム、醤油、たまご、地粉のパンなど豊富な品揃えで、改めて農民連の力を実感しました。埼玉農民連女性部が二百食用意した具たくさんの煮ぼうとうはあっという間に完売。 ステージでは、勇壮な太鼓に始まり、新婦人と農民連がエール交換。農民連は秩父音頭、新婦人はキッズソーラン(写真上)を披露しました。フラダンスや寸劇、最後はお楽しみの福引大会。 参加した人たちは、輸入農産物では味わうことのできない、国産ならではのおいしさを大満喫しました。 (埼玉農民連 棚橋順子)
商店街に千五百人奈良奈良県農民連は十一月三日、新婦人奈良県本部や民商、民医連診療所と一緒に「奈良県産直まつり」を桜井市駅前商店街で開き、参加者は千五百人。農産物や手作り料理など約四十のバザーが並び、魚産直をしている京都の蒲入漁協から鮮魚が届きました。農民連と商店街との付き合いは今年の七月から。五月に農民連の直売の取り組みが一般紙に紹介され、それを見た桜井商店会連合会の役員らが、商店街を活性化させようと新鮮な野菜の直売を要請したものです。要請に応え農民連は商店街の一角で毎週土曜日に朝市を十月まで行いました。こうした縁で産直まつりの会場が商店会から提供を受けたのです。 桜井商店会連合会の中井保久会長は「こんな人ごみは久しぶり。こうした企画が定期的に開けたら」と語っていました。 まつりでは、新鮮な野菜や果物、農民連女性部のおなべ満杯の豚汁も完売、また、農民連食品分析センター顧問の杉田史朗氏が遺伝子組み換え食品をテーマに記念講演しました (奈良県連 森本照実)
杵つき餅、野菜の販売が好評岩手産直交流会「二〇〇〇いわて産直まつり」が十月二十九日、岩手県平泉町の観自在王院史跡公園で開かれ、三百人以上が参加、賑わいました。毎年秋に岩手県内の新婦人と農民連が行っている産直交流会は、今回が四回目。会場には農民組合や産直センターのテントが立ち並び、杵でついた餅はまたたく間に品切れ。地域特産の野菜や加工品をもとに、料理の仕方を教え合ったりする姿も見られました。また、午後からは農民連食品分析センター所長の石黒昌孝さんが「こんなに危険!輸入食品!」と題して講演しました。 (岩手県農民連 岡田現三)
話題呼んだ構成劇、大鍋イモ煮愛知食糧メーデー第十一回「愛知食糧メーデー」(愛知食農健主催)が十月二十八日、名古屋市港区の港北公園で開かれ、千人を超える人が参加しました。参加者から「水害から都市住民を守るためにも、森や田んぼをつぶしてはいかん」「輸入農産物をやめるためにも、セーフガードの発動は必要」の声が聞かれました。 輸入食品やゴミ問題をテーマにした恒例の構成劇「何でも食品鑑定団」や学校給食調理師さんの協力による「大鍋イモ煮」が話題を呼びました。このイモ煮は、実行委員手作りの竹を使った椀や箸て食べました。 (愛知県連 土屋元義)
消費者と共同を富山県食健連がシンポ富山県食健連は十月二十二日、富山市て第七回総会と「食の安全と農業を考えるシンポジウム」を開き、三十六人が参加しました。シンポジウムでは、農民連食品分析センターの石黒昌孝所長、CO・OPとやまの佐々木久美子副理事長、富山県農協中央会の本田勝農政生活部長の三氏がパネリストとして発言。石黒氏は輸入食品を分析した結果や資料を詳しく説明し、食と農を守るために生産者と生協・消費者の共同の国民運動を前進させることを呼びかけました。 参加者からの質問や意見、提案などが出されました。県農協中央会に対してセーフガードを発動するよう国に要請してほしいなどの要望も相次ぎました。 (富山県連 久郷道枝)
(新聞「農民」2000.11.20付)
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[2000年11月]
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