交流学習会開く三重農民連
三重県連が十月二十八日、交流学習会を二十人が参加して多気郡多気町で開き、農業危機打開の運動と、来年一月の全国大会にむけた県連の取り組みについて川辺事務局長が問題提起をしました。 討議では「支部を結成して三年目。昨年は予想以上にミカンが販売できたが、今年はウラ年なのに値段が安い。これでは息子や孫に継がせられない」(紀南支部)。「今度、コンバインを買い替えようと息子に相談したら、『米価が下がって今でも採算が合わないのに』と反対された」(三十ヘクタールの米作農家の会員)。 そのほか、「新婦人との野菜産直の問題点」など活発な討論となりました。 農民は悩みや不満の解決方法がわからず、あきらめているのではないか。だから足を運び、学んだことを伝え励まし、第十三回大会までに新聞や会員拡大で成果を挙げようと意思統一しました。 当面、十二月地方議会にむけ、県下自冶体に「野菜・果樹のセーフガード発動」、「自主流通米値幅制限撤廃」請願の提出運動を展開することを確認しました。 (三重県連 川辺)
(新聞「農民」2000.11.20付)
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[2000年11月]
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