苦しむ被災者にすぐ支援措置を災対連
災対連(災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会、農民連も加入)は十月二十五日、総会と交流集会を開き、翌日は国土庁、厚生省などと交渉を行いました。 交流集会では、有珠山噴火、全島避難が続く三宅島、東海水害、鳥取地震、阪神大震災などの実態がだされ、被災者支援と予防体制を政府に要求していくことを決めました。 国土庁交渉では、「鳥取地震では、八百八十棟の家屋が全半壊し、農漁民も大被害を受けている。すぐ対策を」「三宅島は三千人が避難しているが、住宅が提供されているだけだ。仕事や生活支援を」「全壊等の災害を受けた時は百万円を支給するとしているが、支給されない。鳥取県知事は英断で三百万円を支給するとしているが、国でどうしてできないのか。五百万円まで支給できるようにせよ。銀行支援七十兆円のほんの一部でできる」と要求しました。 国土庁側は「対策が遅れて申し訳ない。百万円の支給基準の見直しなど必要な手を打つ」と回答しました。
(新聞「農民」2000.11.6付)
|
[2000年11月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2000, 農民運動全国連合会