2023年10月
■2023年10月30日(第1575号)
- 団体加盟から「正式加入」
- 山形県の東根市農民組合は9月28日、東根市の営団公民館で臨時総会を開催し、全組合員が農民連に加入する「正式加入」を決議しました。
- 農民連『提言』パンフ 活用して学習会
- 富山県農民連小矢部(おやべ)支部は、農民連の『食と農の危機打開に向けて〜新農業基本法に対する農民連の提言』パンフレットを活用し、食料自給率向上署名に取り組み、仲間を増やそうとがんばっています。
- 岸田自公政権に審判を
- 10月20日、第212臨時国会が開会されました。12月13日までの55日間の開催です。同日午後、「国民の命と暮らし、平和を守らせる国会にしよう」と国会前に市民が集結し声をあげました。
- ミサイルよりも食料を 軽トラパレード
- 福島県の安達地方農民連は10月16日、10回目となる怒りの農民行動・軽トラパレードを二本松市内で開催しました。稲刈りや農作業の忙しい中、会員10人と軽トラ10台が集まり、市民にアピールしました。
- 大軍拡反対、憲法改悪を止めよう
- 10月5日、「九条の会」の呼びかけで、大軍拡に反対し、憲法改悪を止めるために、この秋の大運動を広げていこうという大集会が東京都内で開催され、会場に1200人が集まりました。
- 農のこころ
- 衣食足る老のくらしや刈田原
- ゲノム編集魚を考える市民集会 in 京都
- 京都では、京都大学のベンチャー企業リージョナルフィッシュ社が、マダイ、トラフグのゲノム編集魚の開発、養殖、販売を行い、宮津市では、ゲノム編集トラフグを「ふるさと納税返礼品」に採用するなど、ゲノム編集魚の開発・養殖が盛んに行われています。
- やっぱり廃止しかないインボイス(1/3)/(2/3)/(3/3)/九条生かし平和を守れ
- 多くの反対の声を押し切り、10月1日にインボイス制度(適格請求書等保存方式)の導入が強行されました。
インボイス反対のオンライン署名が日本で過去最大の約56万人に到達するなど、大きな反対世論に対し岸田政権はあわてて署名を受け取り、対策を打つよう関係閣僚に指示をしましたが、その中身は既存の時限緩和策の周知にとどまり、根本的な対策にはなりそうにありません。導入後、困惑や怒り、不安の声が上がっています。各地の声を紹介します。
- なぜ小規模・家族農業なのか/災害対策全国交流集会2023
- 国連「家族農業の10年」と連携し、持続可能な社会の実現を目指す、「家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)」は10月14、15日、代表を務める村上真平さん(64)の農場研修を行いました。
- さぁ! 地元小学生 サツマイモ掘り
- 山梨県甲州市で10月12日、地元の小学1年生、2年生の子どもたちが、元気にサツマイモ掘りをしました。
- 寒茶で耕作放棄地を再生!
- 静岡県牧之原市勝間田(かつまた)で生産者が消費者と手を取り、自然栽培での寒茶(冬の茶葉を収穫して番茶にしたもの。甘くまろやかで優しい味わいのお茶になる)に取り組んでいます。
- なんてったって! 伝統食
- 私たち伝統食の会では、「継いでいきたい日本の食」を掲げて、各地の地域の方々が大切にしている料理を味わいながら、その作り方を学んでいます。
- 旬の味
- 8月、社会教育研究全国集会の分科会に給食スマイルプロジェクトのリポーターとして参加しました。食と農業だけでなく健康もテーマになっていることで、より生活と農業が密接な関係であることを深められたと思います
■2023年10月23日(第1574号)
- 農民の種子システム強化が食と命を守る道
- 種子の育成者権の過剰な強化に歯止めを掛け、農民の種子と食への権利を守るための国際会議が10月4日から6日までマレーシアのクアラルンプールで開かれ、アジア10カ国、欧州、北米の市民・農民団体の代表や学者、政府関係者70人近くが参加しました。国際NGOの第3世界ネットワーク(TWN)などが主催。日本からは、日本消費者連盟の廣内かおりさん、OKシードプロジェクトの印鑰(いんやく)智哉さんと、農民連を代表して私が出席しました。
- 東北農団連が農政局要請
- 東北農団連(東北農民団体連絡協議会)は9月15日、東北農政局に6項目の要請を、東北6県から13人が参加して行いました。
- 100万目指そう! オンライン署名スタート
- 食料自給率向上を政府の義務にすることを求めるオンライン署名がスタートしました。
- 原発をなくす全国連絡会 イレブン行動
- 「原発をなくす全国連絡会」が毎月実施しているイレブン行動が10月11日、東京・新宿駅で行われました。「とめよう老朽原発の再稼働! アルプス処理水の海洋放出は直ちに中止!」という横断幕を掲げ、ふくしま復興共同センターが呼びかけている「アルプス処理水の海洋放出中止と新たな汚染水の発生を抑える抜本対策を求める」署名に取り組みました。
- 農のこころ
- 林檎〓ぐ太陽を〓ぐ掌の温み
- 「食料・農業・農村基本法」改定合同学習会
- 9月22日に行われた6つの生協による合同学習会では、「食料・農業・農村基本法」見直しについて、食料自給率を上げる転換期にしていくための、各生協によるアピールが行われました。発言要旨を紹介します。
- 第68回 はたらく女性の中央集会 in 長野
- 女性労働者や自営業・農山漁村ではたらく女性たちが要求を持ち寄り、交流・学習・討論しようと始まった「はたらく女性の中央集会」が10月7、8の両日、長野市で開催されました。第68回となった今年のスローガンは、「ミサイルよりケアを、増税より賃上げを!」「いのち・暮らし・平和守る憲法生かそう」「一人ひとりが大切にされるジェンダー平等社会の実現を」。オンライン参加を合わせてのべ960人が参加しました。
- ストップ・インボイス 軽トラパレード
- インボイス制度の実施が目前にせまった9月29日、京都農民連も参加する消費税廃止丹後連絡会は「ストップ・インボイス軽トラパレード」を、京丹後市で行いました。
- 旬の味
- 10月の頭は毎年子どもの小学校の運動会がある。今年はインフルエンザの流行で学級閉鎖が相次ぎ、全校生徒100人もいない小さな小学校でも運動会が2度の延期を余儀なくされた
■2023年10月16日(第1573号)
- 農民連 全国代表者会議開く
- 農民連は10月4日、都内で全国代表者会議を開催し、41都道府県からオンライン50カ所を含む130人が参加しました。この秋から来年1月17、18両日に開催する全国委員会にむけた運動を参加者が共有し、食料・農業危機打開の運動を進める決意を固め合いました。
- 青年部総会で学習会
- 農民連青年部は第31回総会を9月30日、10月1日の両日に東京都内で開催しました。
- 全国代表者会議での討論から
- 島根/福島/北海道/山形/滋賀
- 農のこころ
- 稲滓火(いなしび)や里の息づく夕まみれ
- 消費者と農家の共同で食料自給率の向上へ
- 農民連は、来年の通常国会に向けて食料自給率向上大キャンペーンに取り組んでいます。政府が来年目指している「食料・農業・農村基本法」の改定で農民連は、自給率目標を定める基本計画を国会承認制とし、計画の達成度の検証結果と必要な政策の見直しを国会に報告させるなど、自給率の向上を政府の法的義務とする必要があると提言しています。
- 近畿の線下補償4団体が懇談
- 近畿地方で活動する線下補償対策の4団体が8月31日、大阪市内で、2年ぶり4回目の懇談会を開催しました。
- 新婦人と農民連 稲刈り交流会
- 慣れない鎌に悪戦苦闘/太陽光パネル下で稲刈り
- 旬の味
- 無農薬・無化学肥料栽培で水稲を始めてから17年がたちました。今年は、今まで経験したことのない猛暑日が続き、山水だけで稲を育てている私は、稲刈りまでたどり着けるのか不安でしたが、今年も無事に収穫の秋を迎えることができました
■2023年10月9日(第1572号)
- インボイス中止
- 10月1日の消費税のインボイス(適格請求書)制度の中止を求める国民世論が飛躍的に広がっています。インボイス制度を考えるフリーランスの会(STOP!インボイス)が呼びかけたオンライン署名は、史上最高の55万人分に到達。農家や中小商工業者だけでなく、ライターや漫画家、俳優・声優、デザイナーなどの広告やエンターテインメント業界、英会話教師や配達業などの業務請負労働者と、これまでにない諸階層の人々が雪崩を打つように運動に加わり、声を上げています。
- 基本法見直し 食料自給率を上げる転換期に
- 「いま国内でがんばっている農家を国全体で支えることが、自分たちの命を守る。それが安全保障だ」―。
- インボイス実施止めよう 生活保護で家計が苦しい/全国災対連オンライン学習会
- 消費税廃止各界連絡会は9月22日、インボイス(適格請求書)制度実施中止と消費税減税を訴えて、東京・新宿駅西口で宣伝を行いました。
- 農のこころ
- 新米を担ぎて来たり娘婿
- 有機農家とソーラーシェアリング先進地
- 埼玉農民連はこの夏、有機農家への訪問、ソーラー発電の先進地への視察などを盛んに取り組みました。
- 獣害対策学習会に30人超 餌付けを止めるが大事
- 農民連大阪産直センターはこのほど、「雅ねえのほんまに役立つ獣害対策」をテーマに学習会を開催しました。農民連近畿ブロックにも呼びかけて、大阪と奈良の生産者が会場(大阪市)とリモートでつなぎ30人以上参加しました。
- 有機農業、酪農を体験
- 福島農民連産直農協は9月16〜18日、今年で5回目になる高校生未来サミットを開催しました。福島と大阪の高校生が20人、福島大学の学生8人など総勢40人が参加しました。
- インドネシアの修学旅行生 奈良県農民連の直売所訪問
- 9月12日、インドネシアのスマトラ州・パダンパンジャン市にある「ディニヤプトリパダンパンジャン校」の学生8人(日本でいう高校2年生)と関係者合計36人が、生駒市にある奈良県農民連の直売所「みのりの里しらにわ」を訪問しました。
- 旬の味
- つい最近、地域の草刈りを集落で行っていたとき、以前よりきつく感じられた。気のせいではなく、参加人数が減り一人当たりの面積が増えた分、時間がかかったのだ
■2023年10月2日(第1571号)
- 生産コスト高騰 酪農危機続く
- 農民連は昨年から畜産・酪農家の「個人要望書」の運動に取り組み、約1700枚におよぶ個人要望書を政府に届けてきましたが、厳しい経営状況は依然として続いています。政府は畜産・酪農緊急対策パッケージを実施していますが、その内容は不十分で生産コストが販売価格を上回る状態が続いています。
家族経営で危機を乗り越え、地域の営農を守ろうと努力を続ける広島県北部、庄原市の酪農家、住田さん親子を紹介します。
- インボイス導入やめろ! 2023雷大行進
- 「インボイス(適格請求書)導入は中止せよ!」「物価高騰から暮らしを守れ!」―。太鼓やクラリネットを演奏する華やかな着物を着た「ちんどん屋」を先頭にしたデモ行進が、9月10日、東京・浅草の街を練り歩きました。
- 秋のグリーンウエーブ行動
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)による「食料・農業・地域を守る運動」、今年のグリーンウエーブ行動は、気候危機、コロナ危機、ロシアによるウクライナ侵攻が各地で食料危機を加速化させ、国民の食への関心がかつてなく高まるなかで取り組まれます。
- 私たちはあきらめない
- 安保法制の強行成立からちょうど8年が経つ9月19日、国会議事堂前に1200人(主催者発表)が集結し、94回目の19日行動を行いました。主催は総がかり実行委員会と9条改憲NO! 全国市民アクション。
- 農のこころ
- 恵み雨土の匂ひに大根蒔く
- 主要農作物種子の生産アンケート
- 「たねと食とひと@フォーラム」はこのほど、2023年度主要農作物等の種子生産に関する都道府県アンケートの調査結果を発表しました。
- 本の紹介/都市農業新時代 いのちとくらしを守り、まちをつくる
- 本書刊行のきっかけは、「学生たちに都市農業について教えるとき、適当な本はありませんか」という会話からです。
- 茨城県第62回母親大会/イラスト2点
- 9月2日、水戸市の県民文化センターで第62回茨城県母親大会兼第52回水戸母親大会が開催され、約480人が参加しました。
- 旬の味
- 未経験の暑さの中で稲刈り、収穫できることに感謝。洪水、干ばつなど深刻な気候変動災害に遭われた方もいて明日はわが身かと不安です
|