「農民」記事データベース20231016-1573-07

新婦人と農民連
稲刈り交流会


慣れない鎌に悪戦苦闘
大阪

 晴天の下、実に4年ぶりの稲刈り交流会が9月17日に河南町で開催されました。新日本婦人の会大阪府本部の会員34人と農民連大阪産直センターから生産者11人の総勢45人が、数グループに分かれて交代で稲刈りをしました。

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稲刈りの後はみんなで記念撮影

 言われた通り一生懸命に…

 最初に生産者の上田良一さんから鎌を扱う注意や稲の刈り方の説明をしてもらいスタート。稲刈りが始まると、初めての鎌使いに、力の入れ方がわからず悪戦苦闘する子ども、言われた通りに一生懸命、せっせと稲を刈る子ども、虫を捕まえ、カエル捕りに夢中になる子どもなど、子どもたちの楽しそうな姿が本当に印象的でした。

 あるお母さんは、子どもさんの虫とり網を振り回して、「わ、リアルどうぶつの森や!と思ってたら、ほんまにトンボ捕まえた…どうしよ!」と網を持っておろおろ。「そのまま地面に置いたらいいねん!」と夫さん。網の中からトンボを出して親子で観察していました。

 参加した子どもたちの感想を聞くと「初めてで楽しかった」「暑くてヘロヘロになった…」など、今年の稲刈りは過去一番暑い日だったようです。私たち生産者と事務局もヘロヘロでした。

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子どもたちも一生懸命に

 野菜と果物のお土産を手に

 また、いつもならみんなでおにぎりを食べての交流ですが、コロナ感染がまだまだはやっていることもあり、今回は農民連の野菜と果物のお土産を配りました。

 さて、おいしい新米のシーズンももうすぐですね。産直のお米を食べると、これしか食べられないくらいおいしい♪と、大変評判のいいお米です。

 お試しで1回でもいいので、ぜひご注文してみてください。どうぞよろしくお願いします。

(農民連大阪産直センター事務局長 大坊幸)


太陽光パネル下で稲刈り

埼玉

 新米おにぎり食べながら交流

 新日本婦人の会埼玉県本部と埼玉農民連との稲刈り交流が9月17日、大利根町で50人の参加者で行われました。ソーラーシェアリングの田んぼでたわわに実った稲を、慣れない鎌に悪戦苦闘しながら、一株一株刈っていきました。

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稲刈り体験に参加した新婦人浦和、新座、越谷、上尾各支部の皆さん

 昼食は農民連女性部や生産者たちが持ち寄った手作りお総菜や新米コシヒカリのおにぎりを食べながら交流しました。

 参加者からは「田植えをしたとき、田んぼに入った足で感じた、ヌルヌルがある土の感触を子どもたちに味わわせてあげた。また参加したい」「出身は岩手で、小学生の頃は田植えの手伝いはしていた。食べ物がどういうふうにできているか、どんな苦労があるかを子どもに知ってもらいたい。良い体験ができました」と感想が寄せられました。

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手づくりの味を堪能しました

 肥料・ガソリン高騰で苦しい中

 生産者からは「記録的な猛暑で農業者は大変でした。お米の等級検査では、2等、3等が多く収量も少なかった。農家は60キロあたり1万6000円の価格にならないと生活していけない。今年の農協概算金は60キロあたり、1万1900円で昨年より2000円近く値上がりしたが、肥料や機械、ガソリンなどなどが高騰しているため、変わらず経営が苦しいです」と話していました。

 また今年も10アールあたり3500円の補助が実現してくれるように、参加した地元の議員にお願いをしました。

(「農民」埼玉県版から)

(新聞「農民」2023.10.16付)
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2023年10月

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