「農民」記事データベース20231002-1571-09

旬の味


 未経験の暑さの中で稲刈り、収穫できることに感謝。洪水、干ばつなど深刻な気候変動災害に遭われた方もいて明日はわが身かと不安です▼「食いっぱぐれのない仕事」の農業が高リスクに、食料危機を感じます。地元農業高校のインターンシップ生が有機農業の勉強に来て、異常高温の中、熱心に有機農業体験しました▼進路希望は、「祖父母が体調不良なので、あとを継ぎたい。」と未定の2人。農園の実際体験で野菜のグループ購入のお客さまと休憩を兼ねて懇談。お客さまは「こんな若い方が勉強しに来てくれると農業の発展が感じられてうれしい」と記念写真▼肥料、農薬など資材高騰、地球環境への影響も低く気候変動に強い有機農業や、産直提携などアグロエコロジーを肌で感じたようです。彼らを受け止める農業環境作りの責任を感じます▼今、気になるのが放射線育種米。環境汚染・遺伝子に対する認識・種子の問題、アグロエコロジーの視点からとらえたい。汚染者の責任を農家、消費者に転嫁するのには反対。

(克)

(新聞「農民」2023.10.2付)
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2023年10月

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