農のこころ丸山美沙夫
稲滓火(いなしび)や里の息づく夕まみれ 丸山美沙夫 夕暮れどき稲刈りを終えた田んぼから、次々と煙りがあがる景は特有の風物詩である。昔と違って、近年はコンバインにより刈取と同時に稲藁を刻んで田一面に散らしていく。しかし、その稲藁屑に火を放ち燃やす煙の景は今も続く。別に有機質の肥料が活用されているからだ。稲田を仕舞うこの稲滓火に里も息づく。
(新聞「農民」2023.10.16付)
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[2023年10月]
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