STOP!インボイス 9・25官邸前行動インボイス中止オンライン署名
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つめかけた市民の熱気あふれる会場 |
「STOP!インボイス」の阿部伸さんは開会あいさつで「自民党議員から数を見せろと2年間言われ続けて、それをすべてクリアし、署名も50万人を超えた。今度は総理がわれわれの声を聞く番だ」と訴えました。
国会議員も参加。立憲民主党の泉健太代表、日本共産党の志位和夫委員長、国民民主党の濱口誠参院議員、れいわ新選組の、たがや亮衆院議員、社民党の福島瑞穂党首があいさつしました。
各界からのスピーチで、落語家の立川談四楼(だんしろう)さんは「日本には落語家が1000人いるが、1000万円以上の年収があるのは100人に満たない。その人たちもコロナ禍で高座のキャンセルが相次ぎ疲弊しきっている。そこにインボイスが来たら殺されてしまう。連帯してインボイスをつぶそう」と呼びかけました。
日本テレビのnews zero(ニュースゼロ)のコメンテーターで、株式会社Arca(アルカ)の辻愛沙子社長も発言。「広告や出版・印刷、映像などの分野は、膨大な数のフリーランスの才能と働きで支えられている。私たちの生活を彩っているありとあらゆるものがインボイス制度で失われてしまうかもしれない。インボイスには強く強く反対します」と訴えました。
フリーランスユニオン共同代表でUber Eats(ウーバー・イーツ)配達員の土屋俊明さんは、「ウーバーからは説明の連絡が来ただけで、10月以降どうなるか全くわからない。フリーランスは社会保障が全くない上にインボイスで消費税が上乗せされたら死活問題」と訴えました。
人気YouTuberの「せやろがいおじさん」や俳優のラサール石井さんも登壇し、スピーチしました。
飛び入りでマイクを握った神奈川県の大学生(20)は「インボイスの被害を受けるのは私たちやその次の代の子たち。インボイス反対の声を上げ続けたい」と訴えました。
最後にSTOP!インボイスの小泉なつみさんが52万3986人分のオンライン署名が集まったことを報告。「インボイス中止が経済対策にならないという政権を絶対に変えたい。社会の状況に耳を傾け、立ち止まることのできる政治家を次の選挙で絶対に選びたい。インボイスが止まるまで私たちは署名を続ける。この豊かな運動を生かし、次の選挙で私たちの手で政治をつくっていきましょう」と呼びかけました。
スピーチする金谷さん |
課税事業者になれば、今より10%値上げしないと、これまでと同じ所得は守れなくなってしまいます。酪農業界の厳しさはもう限界を超えています。私の友人のヘルパーは、「この酪農情勢で、値上げなんてできないよ」と言っていました。
制度の煩雑さも問題です。私も以前、家畜商から「登録番号は?」と聞かれました。同様に、私も取引のある皆さんに確認しないといけないのでしょうか。今までどおりの納税をするだけなのに、余計な手間が増えるだけです。
なんで民・民でお互いを疑わせるようなルールにするのでしょうか(そうだ!の声、多数)。消費税は減税、もしくは廃止してほしい!
もう限界を超えている酪農情勢なのに、余計な仕事が増え、さらに増税。いいことなんて、一つもありません。インボイスは絶対に止めましょう!
[2023年10月]
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