2016年11月
■2016年11月28日(第1240号)
- 今の農政では農業と地域は守れない 三重/農民連第22回定期大会のご案内
- 忍者の里として有名な三重県西部の伊賀盆地。伊賀米の産地としても知られ、水田が広がっています。この地で三重農民連の新しい支部が発足しました。伊賀市と名張市を中心に10人が賛同。11月15日に結成総会が行われました。
- TPPは地域と農業を破壊する/TPP批准を強行するな
- TPP承認案・関連法案を審議する参院TPP特別委員会は11月17日、北海道帯広市と茨城県水戸市で地方公聴会を開きました。
- 戸別所得補償制度の復活を衆院選挙の一大争点に
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は11月9日、国会内で「TPP批准阻止・戸別所得補償制度の復活を求める院内集会」を開きました。
- 農のこころ
- 飽食や飢えたあの日の藷雑炊
- TPPとともに葬り去ろう/TPPノー 医療労働者も
- 政府の規制改革推進会議農業ワーキンググループ(農業WG、座長=金丸恭文フューチャー社長)は11月11日、「農協改革」と「牛乳・乳製品の生産・流通改革」に関する提言をまとめました。
- 稲刈り交流会 福岡
- 10月30日に晴天の下、稲刈り交流会が行われました。場所は、福岡県のみのう農民組合米部長・上村庫史さんのほ場(朝倉市、万能ネギの産地)で、久留米市と北九州市八幡西区の新日本婦人の会会員93歳からゼロ歳までの約50人が参加しました。
- 楽しく笑顔あふれ盛大に収穫祭(1/2)/(2/2)
- おいしい農村 つなぐいのちテーマ/大豆のまめちゃんプロジェクト
- ドジョウを養殖
- 山あいでドジョウを育てています。石川県七尾市万行町の田んぼで、石川農民連会員の西野勝一さんが、山からの湧水を使い耕作放棄地を活用してドジョウの養殖をはじめ、出荷を始めています。
- 富山和子さんの米カレンダー/ウソつかないとウソをつく
- 「残したい」「伝えたい」日本の原風景――。
- TPP批准阻止運動と結び「仲間づくり」を大規模に
- 農民連関東ブロック協議会は秋の研究交流集会を11月3、4の両日に開きました。千葉県九十九里町で開催された交流会には過去最大規模の150人が参加し、激動するTPP情勢などの学習を行いました。
- 香川 読者拡大で大会現勢回復
- 10月30、31の両日、香川県観音寺市で農民連四国ブロックの第34回研究交流集会が開催されました。
- 2016年世直し雷大行進
- 東京東部地域の労働組合などでつくる東部共同行動実行委員会は11月13日、「全国一律最低賃金制確立、最低保障年金制度の創設、課税最低限の大幅引き上げ」を求めて、台東区浅草で、2016世直し雷大行進を行いました。
- 本の紹介/北出俊昭著 米の価格・需給と水田農業の課題 「減反」廃止への対応
- 政府は2018年を目途に「減反」を廃止することを決め、現在そのための対策が進められています。
- 初孫祝いの柿の木 大きな実つけました
- 初孫の誕生祝いに庭に植えた柿の木です。孫も、いまでは高校1年生になり、柿もよく実をつけました。実りの秋です。
- 「ゆいまある」
- 福島県の安達地方農民連では、農業の担い手育成事業「ゆいまある」でトマトジュースを製造・販売しています。毎年、加工用トマトの「らくゆたか」を使用したジュースのみの販売でしたが、今年はこれに加えて、イタリア・シチリア島生まれのトマト「シシリアンルージュ」のトマトジュースを新発売することとなりました。
- 地域の話題あれこれ
- いま各地で収穫祭が盛んですが、昔からの収穫祭といえば年中行事として行われてきた「亥の子祭り」です。祭りは旧暦10月の亥の日の亥(い)の刻に、稲の収穫祭として続けられてきました。亥の子の神様は春に現れて田の稲を守り、秋の取り入れの後に帰ると考えられ、その送る行事でもあり、稲刈りが無事に終了した感謝祭でもあります。
- 旬の味
- 国連の「国際マメ年」の今年、枝豆作りに挑戦した。多くの品種がある中、「湯上がり娘」というネーミングに魅せられて栽培した。できもよく、味もよく、とてもおいしかった。わが家ではみそ、納豆、豆腐の大豆は地元産使用を原則にしている
■2016年11月21日(第1239号)
- それでも強行 安倍政権の暴走ストップを
- オバマ米政権は、来年1月の任期終了までにTPPの議会承認を強行することを断念し、トランプ次期大統領と上下両院ともに共和党が多数を占めた次期議会にゆだねることを決めました。
- “強行採決許さないぞ”
- TPP承認案と関連法案の衆院本会議での強行採決をめぐって、先週も各地で抗議行動が取り組まれました。
- 満身の怒りをこめて抗議し、参院での廃案めざし、さらなる運動を呼びかける
- 一、11月10日、TPP承認案および関連法案が衆議院本会議で自民党、公明党、日本維新の会の賛成多数で強行可決され、参議院に送られた。
- 東電の賠償打ち切り許さない/飼料変更で乳牛死亡相次ぐ
- 福島県農民連は11月4日、福島第一原発事故の賠償について、「2017年1月以降の農林業の営業損害を2年分一括払いし、18年以降の一律賠償はしない(事実上の賠償打ち切り)」とした賠償素案を撤回するよう、東京電力本社と政府に要請しました。
- 安倍改憲内閣ノー!
- 国民春闘共闘委員会と全労連、国民大運動実行委員会は共催で11月9日、「安倍改憲内閣NO! 最賃など賃金の底上げ、働くルールの破壊は許さない 11・9総決起集会」を開催。1700人が東京・日比谷野外音楽堂に集結しました。
- 農のこころ
- 大根抜く季節の扉開くごと
- 茨城・常総の豪雨水害とその後
- 10月1、2の両日、第13回地方自治研究全国集会が茨城県つくば市で開催され、茨城県西農民センター会員で常総市のいちご生産農家、茂呂英世さん(71)が、2日目の現地分科会で常総市の豪雨水害とその後について発言をしました。要旨を紹介します。
- 日本政府、開催日までに国会承認が間に合わず
- 昨年12月に合意した、2020年以降の地球温暖化対策の世界的枠組み「パリ協定」が11月4日、発効しました。7日にはモロッコ・マラケシュでCOP22(国連気候変動枠組み条約締約国会議)が始まりました。
- 焼き芋食べて憲法の話しよう
- 私は神奈川県三浦半島の野菜農家です。青首大根、キャベツ、スイカを作っています。農民連の新聞「農民」をいつも読んでいます。
- 大阪の保険医まつりに3000人
- 大阪の開業医の組合、大阪府保険医協会の第39回保険医まつりがこのほど、大阪市のマイドームおおさかで開催され、3000人が訪れました。大阪産直センターから初めての参加です。農民連会員が出荷した野菜や果物を販売し、大人気でした。これを機会に毎月1回、お米や野菜ボックス、果物などの企画を組んで開業医の皆さんに届けることになりました。
- この人
- 竹村はるみさん(69)は47年前に7年間勤めていた百貨店の経理業務を退職しイチゴ専業農家の竹村家に嫁ぎました。当時は、慣れない農作業で体を壊すことも。11月末から5月末のイチゴの出荷時期には、暖かいハウスと厳寒の外気温の中を往来して何度も肺炎になったそうです。
- 旬の味
- “今夜もまたてるてる坊主プラスワン”。わが家の軒下に並ぶ“てるてる坊主”。少し黄ばんだものがこの秋を物語っている。稲刈り時期というのに、雨、雨、雨…の毎日。晴れても3日と続かず田のぬかるみで稲刈り不能。刈り遅れの味の低下が気になるが、どうしようもない
■2016年11月14日(第1238号)
- TPP特別委 自・公・維新が強行採決/強行採決の現場から/あきらめるのはまだ早い
- 11月4日、自民・公明・維新は、TPP承認案と関連法案を強行採決しました。国会内では民進・共産・自由・社民各党が猛然と抗議し、国会前では農民連を含む「TPPを批准させない!全国共同行動」 が終日、強行採決に反対する座り込み行動を展開。新潟、京都など全国各地でも抗議・宣伝行動が行われました。
- 緊急署名43万人分提出へ/緊急の取り組み全国から
- 「TPPを批准させない!全国共同行動」は11月2日、国会内で「TPPを今国会で批准させないことを求める署名」の2回目の提出を行いました。
- 自衛隊を南スーダンに送るな/TPP学び、各県の奮闘を交流
- 安倍政権によって南スーダン派遣がねらわれている陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊のある青森市で10月30日、「自衛隊を南スーダンに送るな!いのちを守れ!青森集会」が開かれました。青森県をはじめ全国から1250人(主催者発表)が集まりました。主催したのは「戦争法廃止を求める青森県民ネットワーク」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」。
- 農のこころ
- 新米を噛みて戦後の遠くあり
- 「食の安全に関する協定」農民連が全商連と締結
- 農民連は10月24日、全国商工団体連合会(全商連)と「食の安全に関する協定」と締結しました。
- 2016年冬季カタログできました
- 農民連ふるさとネットワークの2016年冬季カタログができました。今年は全国38産地から被災地支援品含む110品がそろいました。
- わくわく産直フェスタ/旬野菜たっぷりのお弁当づくり
- 10月15日、茨城県小美玉市で、新日本婦人の会との産直運動が30年目になることを記念して、「わくわく産直フェスタ」を開催し、98人が参加しました。
- 地域の話題あれこれ
- 宮城農民連会員の肥育農家出品牛が全農の共励会で見事名誉賞(チャンピオン)を獲得。7月に行われた第18回全農肉牛枝肉共励会が北は青森県、南は鹿児島県まで14都県から300頭の出品を得て東京都中央卸売市場食肉市場で開催されました。
- 旬の味
- 11月5、6日と地元の最大イベント“茶源郷まつり”が開催されました。準備には、町内の実行委員が中心になり、町役場職員ももちろん、大阪の大学生100人が企画から本番当日まで、ボランティアで関わってもらいました
■2016年11月7日(第1237号)
- TPP 緊迫続く国会
- 安倍政権は、議会運営のルールも無視して、TPP承認案・関連法案の強行採択に向け暴走しています。一方で、民進党、日本共産党、社民党、自由党など野党は、地方・中央公聴会や参考人質疑を開き、国民の声を聴きながら十分な審議を行うよう主張しています。
- 緊急の抗議行動広がる
- TPP情勢が緊迫するなか、農民連と全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)、「TPPを批准させない!全国共同行動」は、国会前での座り込みをはじめとする抗議行動を行い、全国から仲間がかけつけました。全国各地でも、TPP批准阻止の宣伝行動や集会などが行われ、「今国会での批准は絶対に許さない」の熱い思いが日本列島を包みました。
- 税金での裏金づくりは国家的犯罪
- 農民連は10月21日、農水省が7日に公表した「輸入米に関する調査結果」を受けて、SBS(売買同時入札)輸入米の価格偽装についての2回目の交渉を国会内で行いました。
- 農業が支える産業は数知れぬ/今国会での批准は許さない
- 10月23日、宮崎市の山形屋前で「TPPから、食とくらし・いのちを守る宮崎集会」を開催しました。食と農とTPP問題を考える宮崎県民の会が主催し、個人・団体の協力を借りて、当日は雨風が強まる中で150人の参加がありました。
- 農のこころ
- 新米や母亡き里を疎遠にす
- 復旧いまだメドたたず
- 10月1日に開かれた第13回地方自治全国研究集会(茨城県つくば市)の全体会・基調フォーラムで、常総市の稲作農家、河田健児さん(茨城県西農民センター会員)が行った報告の要旨を紹介します。
- ベトナム平和開発財団と農民連が親しく懇談/無保険の医療広げるTPP 医療関係団体が国民集会開く
- 農民連は10月20日、農民連本部を訪れたベトナム平和開発財団(VPDF)と懇談を行いました。
- 野菜は旬のものを自然の中で育った元気をもらうのよ
- 農民連の野菜を毎週、たくさん取ってくださっている神戸市垂水区の高齢者施設「星が丘ホーム」。配達時に、いつもいいにおいが漂っていて、どんなお料理なのかな?と気になっていたところ、代表の徳岡八重子さんのご厚意で見学の機会をいただき、野菜生産者3人と事務局で訪問しました。
- この人
- 農民連の野菜を毎週、たくさん取ってくださっている神戸市垂水区の高齢者施設「星が丘ホーム」。配達時に、いつもいいにおいが漂っていて、どんなお料理なのかな?と気になっていたところ、代表の徳岡八重子さんのご厚意で見学の機会をいただき、野菜生産者3人と事務局で訪問しました。
- 9条田んぼ稲刈り
- 静岡県の農民連会員の有志と消費者でつくる9条田んぼ実行委員会で、晴天のもと、10月16日に、稲刈りをしました。今年から静岡市清水区に9条田んぼを移し、初めてとなった稲刈りには子どもを含めて12人が参加しました。
- 旬の味
- 気候も政治もこの夏以来、気が休まる暇もありませんね。その中で新潟県知事・米山さんの勝利はうれしいニュースです。元市議の友人は野党共闘の先の参院選を「娘から『自分の選挙のときより燃えてるね』と言われた」と楽しそうでした
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