本の紹介
北出俊昭著
米の価格・需給と水田農業の課題
「減反」廃止への対応
米の直面する諸問題の
現状と課題を検討
政府は2018年を目途に「減反」を廃止することを決め、現在そのための対策が進められています。
この「減反」廃止は日本におけるこれまでの米政策の理念と推進方策を根本的に転換するもので、今後の米の価格・需給だけでなく水田農業と国民食料の安定供給にも直接影響を及ぼすことは明らかです。
現在この政策転換にいかに対応するかが問われていますが、本書はそのため米が直面している諸問題の現状と課題について検討したものです。
近年、農業政策でも生産者・地域の意向が反映されにくい状況が強まっています。
それに対置して、地域からの生産者・住民の自主的・主体的な取り組みや農協組織が本来の協同組合として活動することの重要性を強調しています。
四六判、102ページ、並製
価格 1200円+税
注文・問い合わせ 筑波書房 TEL 03(3267)8599
(新聞「農民」2016.11.28付)
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