「農民」記事データベース20161114-1238-04

農のこころ

丸山美沙夫


 新米を噛みて戦後の遠くあり

             美沙夫

 日本人の主食である新米を食べられる喜びは格別である。新米を噛みしめるとき、敗戦後の食糧難の頃がふと過る。昔から農家であっても無造作に新米は食べられなかった。今は飽食の時代とも云うが、果してどうなるのか。TPP承認をめぐって重大な局面にある。関税撤廃によって、日本農業を壊滅させてはならぬ。

(新聞「農民」2016.11.14付)
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2016年11月

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