耕作放棄地を活用して
山からの湧き水も使って
ドジョウを養殖
養殖地増え出荷も順調
料理店の期待大きく
石川農民連 西野 勝一さん(75)
山あいでドジョウを育てています。石川県七尾市万行町の田んぼで、石川農民連会員の西野勝一さんが、山からの湧水を使い耕作放棄地を活用してドジョウの養殖をはじめ、出荷を始めています。
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ドジョウを網に移します |
西野さんは5年前から、山水は一年中切れることはないし、これを活用できないだろうか、山の田んぼは荒れていくばかりだと、地域の仲間と相談してドジョウを育てることになりました。石川県の指導も受け先進地への研修も行いながら、育て始めました。
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西野勝一さん。県とドジョウ生産者、かば焼き店などで作る協会の会長も務めています |
金沢市では、「どじょうのかば焼き」をよく食べますが、ドジョウの生産者が減ってきています。そんな中での取り組みなので、期待もあり石川県の援助もあり、鳥の対策、餌やり、水管理、大雨対策と次々と出てくる課題を克服して養殖面積も倍増しています。新しい事業に取り組むのは大変ですが、希望を持って頑張っています。
(石川農民連 宮岸美則)
(新聞「農民」2016.11.28付)
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