農のこころ丸山美沙夫
飽食や飢えたあの日の藷(いも)雑炊 大菅 清美 俳誌『俳句人』から。今日の飽食と言われる時代に、なぜ雑炊を食べるのだろう。戦時・戦後の食糧難を生きた人々は、忘れることのできない窮乏の日々の「雑炊」であった。米は貴重なもの、主に雑穀と干大根などの葉や雑草で増やして食べた。今食べる雑炊は、過去を繰り返してはならない、食文化の美食である。
(新聞「農民」2016.11.28付)
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[2016年11月]
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