TPP批准阻止運動と結び
「仲間づくり」を大規模に
農民連関東ブロック
秋の研究交流集会
農民連関東ブロック協議会は秋の研究交流集会を11月3、4の両日に開きました。千葉県九十九里町で開催された交流会には過去最大規模の150人が参加し、激動するTPP情勢などの学習を行いました。
千葉県農民連の大木傳一郎会長は主催者あいさつで、「拡大運動に弾みをつけてこの交流会を迎えようと奮闘し、19部の拡大を達成した。関東ブロックが全国の運動の牽引車として、大きな成果を期待したい」とあいさつ。また緊急提案として衆議院でのTPP審議の強引な委員会運営に対する抗議文を出すことを提案。全員一致で認められました。
特別講演にはアジア太平洋資料センター(PARC)の内田聖子共同代表と東京中央卸売市場労働組合の中澤誠執行委員長、農民連本部の吉川利明事務局長が報告しました。
内田さんはTPPに関連するアメリカ国内での動きなどを紹介。中澤さんは、築地市場の豊洲移転問題の一連の経過を解説しました。
吉川さんは緊迫する国会情勢の報告と、大会に向けた仲間作りの大運動を呼びかけ、「いま、農民連の力量が問われている」と訴えました。
討論では19人が発言。食健連の地道な取り組みが地域の共闘の輪を広げた(長野)、TPP反対の集会とデモでトラクターが参加者を励ましていた(群馬)、農協の理事として、TPP推進の自民党候補推薦に反対し、
県中央会の態度が変化した(山梨)などのたたかいが報告されました。
また、土地改良区の理事長や事務局長に新聞を勧め購読してもらえることになった(千葉)、仲間を作って関東一の酒造り産地をめざしたい(埼玉)などの多彩な取り組みも出されました。
最後に次回開催の埼玉県農民連に開催セットが手渡されました。
(新聞「農民」2016.11.28付)
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