旬の味
国連の「国際マメ年」の今年、枝豆作りに挑戦した。多くの品種がある中、「湯上がり娘」というネーミングに魅せられて栽培した。できもよく、味もよく、とてもおいしかった。わが家ではみそ、納豆、豆腐の大豆は地元産使用を原則にしている▼農民連食品分析センターが新機器で測定した大豆製品で、「遺伝子組み換え(GM)原料不使用」と記載した中から、GMを検出したと報じた▼許容混入率がEUの0・9%未満に対し、日本は5%と極めて緩い。この数字の根拠に農水省の担当者は「米国からの輸入が止まったら大変だから」と言う。国内で大豆の増産が可能でも十分な施策もとらず、除草剤をかけても枯れない異質のGM大豆を大量に輸入している。ここにもTPPの本質がよく表れている▼消費者の選ぶ目安の表示義務さえなくされるのか。TPP離脱のトランプ米新大統領の出現。オバマ現政権も議会承認を断念。TPPは急転回した。アベ政権はこれでも強行するのか。世界の笑いものになっている。 (長)
(新聞「農民」2016.11.28付)
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[2016年11月]
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