農のこころ丸山美沙夫
新米や母亡き里を疎遠にす 久保田義子 俳誌『白炎』から。新米が出来上がると、家を離れている子どもや親戚などに贈ってやる。それをまた楽しみに待っている。この句は、実家の母が亡くなられて、いつものように行き来することも少なくなっているのだろう。時代も暮し変わっていく。新米を贈る者、頂く者とのふれ合いが温かい。絆はまた深く続く。
(新聞「農民」2016.11.7付)
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[2016年11月]
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