2023年9月


2023年9月25日(第1570号)

スペースマーク 生産費に遠く及ばない23年産米価の「上昇」
9月11日、2023年産米の概算金状況が出そろいました(表)。23年概算金は、肥料・資材などの高騰を背景に、米価下落が始まった20年産水準に回復している程度ですが、前年比で関東産の銘柄では2000円以上の引き上げも見られる一方、北陸コシヒカリは数百円〜1000円程度、東北各県も1000円〜1900円にとどまっています。しかし、20〜21年産と2年連続で4000円前後暴落する前の19年産の水準には戻っていません。
スペースマーク 導入絶対に許さない
多くの国民の声を無視し、インボイス制度(適格請求書等保存方式)が10月に強行されようとしています。緊迫した情勢の中、各業界から反対の声をあげる集会が相次いで開催されました。
スペースマーク 農民連 ふるさとネットワーク 農水省要請
6月からの台風や梅雨前線など相次ぐ豪雨災害、北陸や東北地方の日本海側での渇水など、異常気象による災害が、今年も頻発しています。
スペースマーク 憲法共同センター第10回総会
「戦争する国づくりストップ! 憲法を守り・いかす共同センター」(憲法共同センター)は9月7日、東京・全労連会館とオンライン併用で第10回総会を開き、57人が参加しました。
スペースマーク 海洋放出ではなく地下水流入を止めよ
農民連も加盟する「原発をなくす全国連絡会」は9月11日、老朽原発の運転延長をやめさせ、アルプス処理水の海洋放出を許さないイレブン行動を東京・新宿駅西口で行いました。
スペースマーク 農のこころ
落し水水門を締め一礼す
スペースマーク 中山間地域直接支払交付金の減額
生産条件不利地域で農業生産活動を支援する制度として2000年から実施されている「中山間地域直接支払交付金」。予算不足から交付金が2023年度に減額される事態が各地から報告されています。
スペースマーク 広げよう!自給率向上署名(1/5)(2/5)(3/5)(4/5)(5/5)
「農業の今と未来を考える」をテーマに、主婦連合会が9月8日、農民連の長谷川敏郎会長を招いて学習会を開きました。
スペースマーク 「原発事故は国の責任」新署名で原発なくす世論を広げたい
全国各地でたたかっている原告団が1つになり、共同署名で国民世論をつくっていく運動がスタートします。原訴連(原発被害者訴訟原告団全国連絡会)の呼びかけで始まるこの新署名は、原発関連訴訟として初めての全国統一署名となります。
スペースマーク DVD紹介/新型コロナが映すいのちの格差
2019年末から世界に広がった新型コロナウイルス感染症。感染は先進国・途上国を問わず広がりましたが、その対応・対策としての検査・ワクチン・医薬品・医療アクセスは決して「平等」に行き渡りませんでした。
スペースマーク 豪雨被害から農林業守れ 県に要請
秋田県農民連は8月23日、秋田県庁の農林水産部・斎藤正和部長を訪ね、県内の7月の豪雨災害への対策と県農林業を守るための対策を求める要請をしました。
スペースマーク 農家のための税金コーナー(43)
政府はインボイス制度(適格請求書等保存方式)を10月から強行しようとしています。オンライン動画サイトYoutubeでは国税庁のPR動画が広告で流れ一部の著名人が「益税論」などでインボイス反対運動に攻撃を行うなど、情勢の激しさが増してきています。
スペースマーク 農民連 長谷川会長の農場でコラボ研修
「農民連が提案するアグロエコロジーってどんいう農業?」――秋田県立大学生物資源学部の近藤正准教授と学生・院生6人が8月31日、島根県邑南(おうなん)町にある農民連の長谷川敏郎会長の農場を訪ねました。翌日には島根大学法文学部の関耕平教授と法経学科の学生3人も合流し、総勢11人が合同で研修しました。学生たちは、長谷川さんが自力施工した自宅裏の里山の2000メートルあまりの作業道を散策したり、農家ならではの広い座敷で長谷川さんに話を聞いたり、活発にディスカッションしたりして、学びを深めました。
スペースマーク 旬の味
厳しい夏となった。猛烈な暑さ、繰り返される大雨、片や干ばつの地域。当地は7月下旬の梅雨明け以後雨らしい雨が降らず大地はカラカラに乾き、夏野菜は早々にばて、田んぼの用水も場所によっては不足。それでもまったく水がなく稲が枯れてしまった地域のことを思えばありがたいことだ

2023年9月18日(第1569号)

スペースマーク 猛暑・干ばつ 農業に大打撃
北陸や東北地方の日本海側を中心に、7月中旬以降の降水量が少なく、農作物に大きな影響を及ぼしています。
スペースマーク STOP!インボイス 院内集会
消費税のインボイス(適格請求書等保存方式)制度の10月実施予定まで1カ月を切り、国民からの反対の声がますます強まっています。
スペースマーク 全国食健連23年度総会
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は9月2日、2023年度(第34回)総会を東京都文京区の全労連会館を会場にオンライン併用で開催しました。
スペースマーク オール岩手の達増氏が5選
現職と新人の一騎打ちとなった岩手県知事選挙が9月3日投開票で行われ、「オール岩手」で現職の達増(たっそ)拓也氏(59)=無所属=が、自民党丸抱えの新人候補を破り、5選を果たしました。
スペースマーク 農のこころ
都会っ子来いよ棚田の待つ案山子
スペースマーク “税金で損をしない学習会”ゲノム編集魚を考える市民集会in京都
山形県の東根市農民組合は8月28日、東根市の営団公民館で「税金で損をしない学習会」を開催し、32人が参加しました。
スペースマーク 発見 農の現場から
地元の工業高校電気科を昭和44(1969)年に卒業後、愛媛の製紙会社に就職し、自家発電の運転要員・電気関係の保全要員として、60歳定年まで4直3交代で41年半の間働きました。
スペースマーク 歴史的勝利判決から20年
子守歌の里・熊本県五木村に計画されていた川辺川ダム建設。その目的の一つである利水事業(農業用水)をめぐり、下流の人吉球磨地方の農民2100人が国(農水省)を相手にたたかい、歴史的勝利を収めてから20年となりました。
スペースマーク 旬の味
今年の夏、熱中症対策で「不要不急の外出は避け、冷房のある部屋で過ごしてください」と呼びかけられたが、農業従事者等、太陽の下で働く人がいることを知らないのでは。自身で身を守らなければならない

2023年9月11日(第1568号)

スペースマーク 放出中止が最大の風評被害対策だ!農民連青年部第31回総会
8月22日、岸田自公政権はアルプス処理水を海洋放出することを決め、東電はそのわずか2日後に放出を開始しました。「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」――2015年8月に国と東京電力が漁業者と交わした約束を覆しての放出です。
スペースマーク 自給率向上を予算の柱に
8月23日、農民連も加盟する国民大運動実行委員会による2024年度予算、農林水産省の概算要求編成に対する申し入れを農水省内で行いました。農民連から笹渡義夫副会長と藤原麻子事務局長、農民連ふるさとネットワークから湯川喜朗事務局長が出席し、実行委員会から渡辺正道事務局長と山田純江事務局員が参加しました。
スペースマーク 建設アクション 省庁要請 ガソリンなど資材高騰対策
東京土建一般労働組合など建設関連の労働組合で組織する「建設アクション実行委員会」は8月30日、東京都内で省庁要請行動を3部に分けて行いました。
スペースマーク 戦争準備許さない運動を全国から
戦争する国づくりをやめさせて、平和・暮らしを守る政治への転換をしようと、8月19日に国会前で19日行動が行われました。主催者発表で1000人の市民が集まりました。
スペースマーク 農のこころ
稔り田の風の一陣匂いけり
スペースマーク 酪農・畜産問題で学習会
新日本婦人の会青梅支部(東京都)は8月26日、夏の新婦人学校「日本から酪農・畜産の灯を消すな!」を開きました。講師は神奈川農畜産物供給センターの五十嵐順一さん。
スペースマーク 運動を受け継ぎ核も原発もない社会に
8月7、8日に行われた原水禁世界大会長崎では、福島からも多くの学生たちが参加しました。代表してスピーチをした圓谷美範(つむらや・みのり)さんのメッセージを紹介します。
スペースマーク 農業の再生と自給率の向上へ 生産者と消費者 力を合わせよう食料・農業は食卓の問題 誰もが避けて通れない
主婦連合会は8月29日から東京・千代田区の主婦会館プラザエフ1階メインロビーで農民連による「食と農の危機打開へ〜国民のねがいに応える新しい農業基本法を〜」の展示を行っています。
スペースマーク 山形 鶴岡市 学校給食無償化の継続を延長
山形・庄内農民連も参加する「国民の食糧と健康を守る運動田川地区連絡会(田川食健連)」は8月16日、10月以降の学校給食無償化継続を求める署名4137人分を鶴岡市に提出しました。署名提出行動には庄内農民連から小林隆範会長(田川食健連事務局長)が参加しました。
スペースマーク 熱中症対策で学習会
奈良県農民連北和センターは7月26日、奈良市内でコミュニティナースの福島明子先生をお招きし、熱中症対策の勉強会を開催しました。
スペースマーク 旬の味
猫捕獲作戦は、前日にアライグマ用のわなをかき集め、猫の保護団体からも借りて仕掛けておいた。おりのなかで「ウー」とかドスの効いた鳴き声。不安と恐怖を感じているのが伝わってきた

2023年9月4日(第1567号)

スペースマーク 種子の支配強めるUPOVにノー
農民連、OKシードプロジェクト、家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)、日本消費者連盟は8月8日、オンラインで学習会「基本的人権としてのタネが奪われる〜改正種苗法で加速するUPOV(ユポフ)体制強化への懸念〜」を開きました。
スペースマーク 国民・県民は絶対許さない
岸田政権は8月22日、東京電力福島第1原発事故で発生した汚染水(アルプス処理水)を海洋放出する方針を決め、24日午後1時ごろ、東電は海洋放出を開始しました。世論調査で「政府の説明は不十分」が7割以上となる中での強行です。
スペースマーク ALPS処理汚染水の海洋放出は直ちに中止を
1、岸田文雄首相は9月22日、東京電力福島第一原発事故で発生したALPS処理水(汚染水)を海洋放出すると一方的に発表し、東京電力は24日にも海洋放出を開始した。私たちは強く抗議するとともに、直ちに中止することを求める。
スペースマーク インボイス導入ではなく消費税減税を
10月からインボイス制度(適格請求書等保存方式)の導入が狙われています。
スペースマーク 農のこころ
賜わりし秋茄子の艶抱き帰る
スペースマーク 原発事故の国の責任問う
2011年3月11日の福島第一原発事故の責任を国と東電に問うため、福島県いわき市の市民が起こした「ノーモアフクシマいわき市民訴訟」の原告団・弁護団は8月17日、最高裁判所への要請行動と報告集会を開催しました。
スペースマーク 本の紹介/宮入興一・長崎大名誉教授著 諫早湾干拓事業の公共性を問う
無駄な公共事業の象徴といわれてきた国営諫早湾干拓事業。事業の目的は為政者の都合でコロコロと変遷し、いったい誰のための公共事業なのか、そう問いかけています。
スペースマーク 次世代につなげる いい山・森づくり
設立して6年目を迎える株式会社フォレストワーカー(広島県庄原市市町)。臼田俊樹さんは入社して3年、主に広報や企画を担当しています。
スペースマーク 収穫直前の甘とう・米 土石流が襲い絶望的
お盆を直撃した台風7号。京都府福知山市では8月14日から15日にかけて大雨が降り大きな農業被害が発生しました。
スペースマーク 旬の味
「ぬぐすぎる。こっただ年は初めでだ(暑すぎる、こんな年は初めてだ)」という話が至る所で飛び交う夏となっている。岩手県北部のわが地域では、どんなに暑くてもお盆前まで。盆過ぎには涼しくなり、30度を超える気温も長くて1週間程度だったが今年は全く違う
ライン

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