「農民」記事データベース20230911-1568-06

神奈川県農畜産物供給センターの
五十嵐さんを講師に

酪農・畜産問題で学習会

新婦人青梅支部(東京)


国産を選んで自給率上げよう

 新日本婦人の会青梅支部(東京都)は8月26日、夏の新婦人学校「日本から酪農・畜産の灯を消すな!」を開きました。講師は神奈川農畜産物供給センターの五十嵐順一さん。

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酪農・畜産の現状を訴える五十嵐さん

 五十嵐さんは、酪農・畜産問題を特集した「農民」号外を活用しながら、飼料高騰、電気・水道・機械設備費などの値上がりによる畜産農家の経営の厳しさを語りました。

 こうした現状の中でも、供給センターで取り扱っている豚肉加工品は、飼料にこだわり、遺伝子組み換えでない大豆かすやトウモロコシ、飼料用米を与え、アニマルウェルフェアの観点から、のびのびと育てていることをアピール。供給センターの豚肉産直の利用を訴え、「畜産・酪農家を応援してほしい」と呼びかけました。

 参加者からは、豚の飼育方法についての詳しい説明や米価・乳価が低い実態について、さらに日本の食料自給率の現状や新農業基本法についての質問や感想が寄せられ、参加者と交流しました。

 署名運動がカギ すぐに行動を

 参加者からは「今までになく物価、特に食料価格が上がり、安い外国のお肉などを選びがちです。でも国産のものを選び、自給率を上げていくことが大事なのだと思いました」「酪農家が離農してしまうのは大変残念なことだと感じます。国産のものを購入することと、署名運動がカギと聞きました。すぐに行動に移したいと思いました」などの感想が寄せられました。

(新聞「農民」2023.9.11付)
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2023年9月

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