「農民」記事データベース20230904-1567-02

福島原発汚染水
政府・東電が海洋放出強行

国民・県民は絶対許さない

福島で東京で
怒りの抗議行動


 岸田政権は8月22日、東京電力福島第1原発事故で発生した汚染水(アルプス処理水)を海洋放出する方針を決め、24日午後1時ごろ、東電は海洋放出を開始しました。世論調査で「政府の説明は不十分」が7割以上となる中での強行です。

 22日に福島県庁前で、ふくしま復興共同センターが海洋放出決定に反対する緊急行動を行い、福島県農民連も声を上げました。「福島の農畜産物が低価格なのは、放射能が県内に降ったことによる実害だ。海洋放出によって新たな実害を生む」と怒りを表明しました。

画像
福島県庁前で市民・団体が海洋放出決定を厳しく糾弾(22日)

 24日夕方には東京都内で原発をなくす全国連絡会が放出強行に抗議する緊急宣伝を実施しました。農民連の齋藤敏之常任委員は「原発内に今も入り込み続ける大量の地下水を止めないと汚染水は発生し続ける」と指摘し「ここまで復興をがんばってきた福島の仲間を思うと絶対に許せない」と怒りを込めました。(2面に長谷川敏郎・農民連会長の談話)

画像
24日、海洋放出の実施に抗議する緊急宣伝で訴える齋藤さん(中央)

(新聞「農民」2023.9.4付)
ライン

2023年9月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2023, 農民運動全国連合会