「農民」記事データベース20230918-1569-09

旬の味


 今年の夏、熱中症対策で「不要不急の外出は避け、冷房のある部屋で過ごしてください」と呼びかけられたが、農業従事者等、太陽の下で働く人がいることを知らないのでは。自身で身を守らなければならない▼私が農業に従事していた頃も暑かったが、今日のような暑さではなかった。それでも午前11時ごろから午後4時ごろまで休んでいた▼国連の事務総長が「地球沸騰化の時代が到来した。まだ最悪の事態は防げる」と警告。各国の指導者に気候変動対策の強化を求めている。「最悪の事態」とは人間も含めた動植物が生存できない事態なのか▼気候変動で稲、野菜等高温でも生育する品種の研究開発が行われていると思うが、今まで通りの栽培技術では、作物の栽培ができなくなるのではと思う▼国連機関が2022年に、7億3500万人が慢性的飢餓に直面していたと公表している。アメリカは50兆円規模の気候変動対策費を計上、バイデン政権は農業、建設労働者を守る警報を出した。岸田政権は……。

(よ)

(新聞「農民」2023.9.18付)
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2023年9月

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