熱中症対策で学習会
奈良 北和センター
やめる決断が大事
農作業中の対策も
奈良県農民連北和センターは7月26日、奈良市内でコミュニティナースの福島明子先生をお招きし、熱中症対策の勉強会を開催しました。
福島先生は地域で健康相談を行うなど看護師として活躍、3反の田畑も営んでいます。参加者は10人、中には熱中症経験者も。熱中症の対処法(1)体温を下げる(2)失った水分・塩分(体内に水分をとどまらせる役目)を補給(3)休養する――ことを提案。
ほかに「意識ある時に誰かに連絡する」「自動販売機の場所を確認。冷たいペットボトルは水分補給だけではなく、体に当て体温を下げる手段でもある」「日陰スポットにいるものを準備しておく」など、農作業中の対策も学習しました。
|
福島先生(左)から熱中症対策の指導を受けました |
講義後は、参加者の実例をもとに対策法を考えました。「体温を下げるファン付きベストを活用。下に着る服も発汗性が良いものが効果的」「塩分補給のため、お茶に梅干しを入れて飲んでいます」と参加者の声。水分補給にスポーツドリンクは効果的ですが、糖分が多いので取り過ぎには要注意です。
「気づくことで予防はできる。作業中はついつい無理をしがち、やめる決断が大事」と福島先生。命を守る講義内容となりました。
(奈良県農民連ニュースから)
(新聞「農民」2023.9.11付)
|