助け合って自主申告運動を“税金で損をしない学習会”山形・東根市農民組合
みんなで農民連に正式加入へ山形県の東根市農民組合は8月28日、東根市の営団公民館で「税金で損をしない学習会」を開催し、32人が参加しました。東根市農民組合は組合員数40人。これまで山形県農民連に「団体加入」という形で参加しており、個々の組合員が農民連の会員になっておらず、新聞「農民」もほとんど購読されていませんでした。税務相談中止命令制度など税理士法改悪を受け、「全組合員が正式に農民連の会員となり、名実ともに『会員同士が教え合い助け合う』形での自主申告運動をしよう」と役員会で方針を決定。農民連の自主申告の内容を組合員に知ってもらうために学習会を開催しました。 山形県農民連の梶昇司税対部長が講師を務め、「帳簿記帳時」「申告書作成時」の誤りで必要以上に高い税金を納めることになってしまう「損をする原因」などを解説しました。特に、「必要経費として見逃されがちな支出」の説明で、住宅ローンの利子や茶菓・食事代等の接待交際費など、次々と事例を挙げていくと、参加者から驚きの声やため息が聞かれました。
学習会の最後で梶税対部長は自主申告運動について説明。「自主申告は『自己責任だと言って突き放す』ことではない。皆さんが理解して納得して申告書が作れるまで徹底的に支援します。ぜひ農民連の自主申告をご一緒にやりましょう」と呼びかけました。 参加者からは「今まで聞いた学習会で一番わかりやすかった」「青色申告に挑戦したいと思った」などの感想が聞かれました。 東根市農民組合では、月1回の記帳会を始めるとともに、近日中に臨時総会を開催して農民連への正式加入を決議する方向で取り組むことになりました。
(新聞「農民」2023.9.18付)
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[2023年9月]
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