「農民」記事データベース20230925-1570-06

農のこころ

丸山美沙夫


 落し水水門を締め一礼す

         寺島 渉

 俳誌『しなの』から。稲作にとって水田と言われるように、植田から稲が成熟してくるまで水は貴重なもの。旱魃になれば稲は実らない。成熟の時期を見計らって畦を切り田んぼの水を用水路に放出する。田を乾燥させて刈取りを効率的行うためだ。これを「落し水」と言う。風水害を無事のり越えた水門への感謝も籠る。

(新聞「農民」2023.9.25付)
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2023年9月

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