農のこころ丸山美沙夫
落し水水門を締め一礼す 寺島 渉 俳誌『しなの』から。稲作にとって水田と言われるように、植田から稲が成熟してくるまで水は貴重なもの。旱魃になれば稲は実らない。成熟の時期を見計らって畦を切り田んぼの水を用水路に放出する。田を乾燥させて刈取りを効率的行うためだ。これを「落し水」と言う。風水害を無事のり越えた水門への感謝も籠る。
(新聞「農民」2023.9.25付)
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[2023年9月]
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