2022年3月
■2022年3月28日(第1498号)
- ウクライナ危機のもとで考える日本の食料・農業
- 農民連と全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は3月15日、全国150カ所以上の地域と結んで「ウクライナ危機のもとで考える日本の食料・農業――『水田活用交付金カット』許さないオンライン院内学習会」を開催しました。
- 青森 七戸町 町をあげて反対
- 今後5年間、米を作付けしない農地を交付金の対象外とし、多年生牧草への交付金は10アールあたり3・5万円から1万円に減額するなどの「水田活用の直接支払い交付金」の見直し問題は、農村現場の各地で混乱をもたらし、行政や議会、農協などから怒りの声があがっています。
- 世界の潮流は資本に課税、日本は逆行
- 第53回3・13重税反対中央各界代表者集会が3月11日に国会議員会館で開催されました。
- 原発ゼロの日本の実現を
- 原発をなくす全国連絡会は3月12日、東京・新宿駅前で「福島切り捨て許すな!原発ゼロの未来へ! ウクライナ侵略と核兵器使用・保有を許さない! 3・12新宿大宣伝」を行いました。約60人が参加し、原発ゼロ署名と汚染水の海洋放出反対署名合わせて、38人分が集まりました。
- 農のこころ
- 摘む指に春匂ひ立つ黒き土
- 転作田を抱える経営に打撃
- 水田活用交付金のカットは、農家にとどまらず行政にも大きな不安を与えています。道内をみると、上川、空知を中心に稲作が盛んで、田んぼの耕地面積は道全体で21万ヘクタールあります。そのうち約11万ヘクタールは転作田で残り10万ヘクタールは水田です。
- 農家のための税金コーナー(9)
- 所得税・消費税の確定申告、お疲れさまでした。申告期限を延長した方もいるでしょうが、重税反対統一行動の集団申告で済ませた方も多いと思います。
- 遺伝子組み換えもゲノム編集もいらない
- 「第16回GMOフリーゾーン全国交流集会inひろしま」が3月4日、オンラインで開かれました。集会のテーマは、「食の安全と豊かな海と山を守りたい!〜from平和の街ひろしま〜作りんさんな!食べんさんな!遺伝子組み換え食品、ゲノム編集食品」です。主催は同集会実行委員会。
- テンサイの苗作りスタート!
- まだまだ雪が残る北海道オホーツク地方ですが、麦畑への融雪剤の散布や、砂糖原料のテンサイ(ビート)、玉ネギの播(は)種など春の農作業が始まりました。
- 旬の味
- 農民連食品分析センター検査室ニュース新年号は、おとなから子どもまで年齢に関わらず、ネオニコチノイド系農薬が検出されたことを報告しています。私の尿からも案の定ネオニコ系農薬が検出され、農薬に汚染されていることが証明(?)されました
■2022年3月21日(第1497号)
- 鈴木財務大臣が国会で答弁 見直しもありうることを示唆/春近し
- 鈴木俊一財務大臣は3月4日の参議院予算委員会で、今後5年間、米を作付けしない農地を水田活用交付金の対象外とする政府方針を巡り、「何といっても、現場で生じている課題をよく検証することが大切」と述べ、今後、見直しもありうることを示唆しました。日本共産党の紙智子議員への答弁。
- 侵略戦争やめよ/ウクライナ人道支援募金にご協力下さい
- 群馬県の「戦争させない利根沼田実行委員会」は3月3日、昭和村にある農民連の糸井河原直売所前で、ロシアのウクライナ侵略反対のスタンディングを8人の参加で行いました。
- 世界の女性と連帯して、平和とジェンダー平等を/侵略やめよ、改憲・重税反対
- 平和とジェンダー平等を求めて、世界の女性たちが連帯する「国際女性デー」が今年も全国で取り組まれ、中央集会がオンラインで開催されました。
- 京都府知事選挙支援のお願い
- 3月24日告示、4月10日投票で京都府知事選挙がたたかわれます。
- ロシアは侵略をやめよ 草の根から改憲阻止を
- 憲法共同センターは3月5日、全労連会館と全国をオンラインで結んで全国交流会を行い、約80人が参加しました。
- 農のこころ
- 待春や種のカタログながめては
- 被爆68年3・1ビキニデー
- ロシアによるウクライナ侵攻で、プーチン大統領の核兵器使用の危険性が高まる中、2月28日、3月1日の両日、被爆68年目の3・1ビキニデーが開催されました。
- 農家のための税金コーナー(9)
- 確定申告が法定期限内(延長申請しない場合は3月15日まで)に間に合わなかったり忘れたりした場合、なるべく早く申告しましょう。この場合、「期限後申告」として扱われます。納めるべき国税があるのに申告せず、期限内に納税しないと、延滞税だけでなくペナルティーとして無申告加算税がかかる場合があります。
- 給食スマイルプロジェクト
- 新日本婦人の会の会員を中心に、農民連の生産者さんの支援を得て、「自分たちで小麦を育てて学校給食に提供しよう」と、和歌山県内で始まった「給食スマイルプロジェクト〜県産小麦そだて隊!〜」。その麦踏み作業イベントが、1月29日と2月27日、3月5日と応援も含めて3回、海南市と日高川町で行われました。
- 冊子『演習場のどまん中から』/イラスト
- 北海道・矢臼別演習場。今から60年前、戦後に入植した開拓者を追い出して設置された日本一広い大演習場です。
- 旬の味
- 先日、農業資材業者が化学肥料について打ち合わせに来た際、「今年は肥料の値段が一気に高くなる」と告げられた。これまで日本へ化学肥料の大部分を輸出していた中国が、化学肥料の高騰のなか、自国を優先するということで輸出を規制したためという
■2022年3月14日(第1496号)
- 福島原発生業訴訟 最高裁原賠審の“中間指針”上回る損害を認定
- 国と東京電力の事故責任を問い、たたかっている「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(生業訴訟)には福島県農民連の多くの会員が参加しています。
- 北海道農民連 抗議文をロシア大使館に送付/どうなる? ウクライナ危機のもとで考える日本の食料・農業
- ロシアによるウクライナへの軍事侵略行動に対し、各地で「侵略中止」「戦争反対」の声が広がっています。北海道農民連は2月26日、「農業はいのちをつなぎ、健康と生命をまもる平和産業で戦争と共存できません」「ロシアはウクライナへの軍事作戦をただちに中止せよ」とする抗議文を、在日ロシア大使と在札幌ロシア総領事に送付しました。また、在日ウクライナ大使には、抗議文を送付したことをお知らせしました。
- 家族農業を守り、食料自給率向上署名
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は3月2日、「家族農業を守り、食料自給率を向上させる請願署名」3万9331人分の提出行動を行いました。この行動は、国民春闘共闘や全労連などが主催する「春闘勝利中央総決起行動」の一環として取り組まれました。
- 海洋放出を強行するな
- 福島県農民連は2月28日、政府・東京電力に対する交渉をオンラインで行いました。
- 大幅賃上げへうねりを 国民春闘共闘が中央総行動
- 春闘勝利中央総行動に合流した全国食健連は、日比谷野外音楽堂の決起集会に参加しました。
- 農のこころ
- 野火放ち野火従える男たち
- 消費税を5%に減税せよ インボイス制度実施中止を
- 消費税廃止各界連絡会(各界連)は2月24日、消費税5%減税とインボイス制度(適格請求書等保存方式)実施中止を求める宣伝署名行動を東京・新宿駅西口で行いました。6団体から25人が参加し、署名は19人分が集まりました。
- 改憲でなくコロナ対策を 平和的解決に全力尽くせ
- 国民大運動実行委員会など3団体は2月24日、定例の国会行動を行い、60人以上が参加しました。
- 農家のための税金コーナー(8)
- 農民連の会員は3・13重税反対全国統一行動で、消費税の申告も済ませた方が多いと思います。
- アニマルウェルフェアからゲノム編集考える
- 「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」は2月23日、都内で第24回大豆畑トラスト運動交流会を開き、会場参加とオンラインで全国を結びました。
- 旬の味
- 梅の花が散り、小さな実が見えるようになり、農家は忙しくなる。防除施肥、除草せん定と仕事に追われる。わが家も少しずつ改植している。やはり若木でないと手間がかかる割には収穫が少ない
■2022年3月7日(第1495号)
- 生産者・消費者・流通業者で市独自の有機認証制度
- 第三者機関の認証に頼らず、生産者、消費者、流通業者自らが有機認証を保証する「参加型有機認証(PGS)」が、中小農家にメリットのある仕組みとして、世界に広がっています。
- 国の責任で乳製品の在庫解消を/生産抑制と経費上昇に苦しむ酪農経営
- コロナ禍による需要減少で、昨年12月ころから乳製品の在庫が過剰となり、3月頃にはいよいよ生乳廃棄が現実味を帯びてきました。10数年ぶりに生産抑制が行われ、現場では不安と不満が渦巻いています。
- 直ちに軍事作戦を中止せよ
- ロシアは2月24日、ロシアが一方的に「独立」を承認したウクライナ東部地域に軍事侵攻し、ウクライナ各地の軍事施設、首都であるキエフなど、全土に軍事攻撃を始めた。
- 市民と野党の共闘の発展をめざして(下)
- 総選挙での立憲民主党の議席後退は、野党共闘のせいだという宣伝をマスコミは繰り返し流していますが、共闘のせいではありません。自公の合計得票率に対し立憲単独はもちろん野党4党合計でも上回ることができたのは、全都道府県でみても、伯仲の沖縄(自公44・63%、野党4党44・37%)を含めてゼロでした。ですから、共闘がなければ大惨敗していたことは明らかです。
- 家族農業守り自給率向上を 署名への賛同を呼びかける
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は2月17日、春のグリーンウエーブ(食糧の波)行動で取り組んでいる「家族農業を守り、食料自給率の向上を求める請願」署名に賛同するよう、国会議員要請を行いました。
- 農のこころ
- 春近き俎板リズム野菜の艶
- ゲノム編集トマト苗 学校に配布やめよ
- ベンチャー企業のサナテックシードとパイオニアエコサイエンス両社は2022年から全国の福祉施設対象に、23年からは小学校を対象にゲノム編集トマト「シシリアンルージュ・ハイギャバ」の苗を無償配布する計画です。
- 水田活用交付金の引きはがしを許すな!(1/5)/(2/5)/(3/5)/(4/5)/(5/5)
- 政府が水田活用交付金(水田活用の直接支払交付金)の見直しを突然打ち出し、大問題になっています。
- 日本と大阪農業について学ぶ 食料自給率向上、都市農業の振興を
- 大阪農民連・阪南支部協議会(山下博会長)は2月13日、都市農業の専門家・橋本卓爾・和歌山大学名誉教授を迎えて、「農家と消費者の新春学習交流会」を泉佐野市で開催。コロナ禍のもと組合員、新日本婦人の会会員、地方議員など17人が参加しました。
- 食の安全を考える講演会 残留農薬の問題点を学ぶ
- 富山食健連(国民の食糧と健康を守る運動富山県連絡会)は2月5日、富山県教育文化会館で「分析結果から食品の安全性を考える」と題して八田純人さん(農民連食品分析センター所長)の講演を聞きました。
- 学校給食の充実で農業と子どもの未来を守ろう
- 「より豊かな学校給食をめざす京都連絡会」(給食連絡会)が主催する「より豊かな学校給食をめざす第41回京都集会」が2月5日、京都市の京都テルサで行われ、オンラインを中心に約90人が参加しました。
- 食品添加物の表示を制限するな 市民・消費者から厳しい意見
- 食の安全・安心を創る議員連盟(会長・篠原孝衆院議員)は2月16日、消費者庁が食品添加物の無添加・不使用表示ガイドラインを変更しようとしていることについて、消費者庁との意見交換を行いました。
- 米価下落対策で市長に要請 さまざまな要求取り上げて
- 1月22日に富山県農民連は定期大会を開きました。持続化給付金申請でのつながりを生かし、一昨年末から仲間づくりで奮闘してきた荒木義昭さん(小矢部市)の発言要旨を紹介します。
- 農家のための税金コーナー(7)
- 新型コロナウイルスがいまだに猛威を振るっていますが、3月11日に重税反対統一行動が行われます。早めの申告の準備を心がけましょう。
- なんてったって!伝統食/イラスト2点
- 「江戸東京野菜」が今注目されてきています。江戸東京野菜は、江戸から昭和中期(40年代)くらいまで、江戸・東京の人々の食生活を支えた、いわゆる固定種の野菜や、在来の栽培法で栽培されてきた伝統野菜のことです。
- 旬の味
- コロナ禍で「生理の貧困」と呼ばれる女性の実態が浮き彫りになりました。女性にとって生活必需品である生理用品ですが、消費税は10%。非正規雇用が多く、コロナ禍で減収している女性にとって深刻な問題です
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