「農民」記事データベース20220314-1496-06

農のこころ

丸山美沙夫


 野火放ち野火従える男たち

           西 遥

 俳誌『みすゞ』から。早春の頃、まだ田畑の畔や土手に草芽が出ない頃、枯草に火を放つ野焼きである。豪雪地などは雪が消えてから早々に行う。目的は同じである。害虫駆除や枯草を焼くことにより土手もきれいにする。放牧場などは草の成長を促す。火の「放ち従える」から、勇壮的で美しい景が風物詩となる。

(新聞「農民」2022.3.14付)
ライン

2022年3月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2022, 農民運動全国連合会