農のこころ丸山美沙夫
待春や種のカタログながめては 桑原美智子 俳誌『しなの』から。春に向けて作物を育てる人々は種の準備をする。良い物を作るには種物が良質のものでなければならない。俳句に「種選(たねえらび)」「種選(たねよる)」という春の季語があり、愛好されてきた。春先に稲作では種籾用から、良質の種選びすることから生まれた季語。春を待つ農家や物種で菜園作りに思いを馳すとき。
(新聞「農民」2022.3.21付)
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[2022年3月]
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