「農民」記事データベース20220328-1498-04

原発事故から11年

原発ゼロの日本の実現を

原発をなくす全国連絡会が署名宣伝


 原発をなくす全国連絡会は3月12日、東京・新宿駅前で「福島切り捨て許すな!原発ゼロの未来へ! ウクライナ侵略と核兵器使用・保有を許さない! 3・12新宿大宣伝」を行いました。約60人が参加し、原発ゼロ署名と汚染水の海洋放出反対署名合わせて、38人分が集まりました。

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 原発問題住民運動全国連絡センターの伊東達也代表委員が福島県いわき市から駆け付けました。

 「いまだに故郷に帰っていない人は8万3千人を超え、沿岸漁業の産出額は事故前の19%。その状況で国と東電はALPS(多核種除去装置)処理水を海に流そうとしている」と指摘。「核兵器も原発も、人類が生きていくためにはなくさなければならない。福島が原発ゼロを決めたように運動を起こせば成せるものはある。原発ゼロの大きな運動を起こそう」と訴えました。

 農民連の藤原麻子事務局次長がリレースピーチで登壇。「家族を津波にさらわれ、原発事故で探しにも行けず、農地にも行けない。『原発さえなければ』が被災した農家の思い。一度事故が起きれば大きな代償を生む原発は命をはぐくむ農業と共存できない」と訴えました。

(新聞「農民」2022.3.28付)
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2022年3月

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