給食スマイルプロジェクト
−県産小麦そだて隊!−
麦踏みイベント
小麦シーズンが本格スタート!
新日本婦人の会の会員を中心に、農民連の生産者さんの支援を得て、「自分たちで小麦を育てて学校給食に提供しよう」と、和歌山県内で始まった「給食スマイルプロジェクト〜県産小麦そだて隊!〜」。その麦踏み作業イベントが、1月29日と2月27日、3月5日と応援も含めて3回、海南市と日高川町で行われました。
コロナ禍ということや天候が不安定ということもあり、作業時間は短縮での開催となりましたが、お子さん連れの方も多く、同年代の子どもたち同士で友達になっていたり、初参加の子もおしゃべりしながら、楽しく農作業しました。その後のクワで雑草をたたく作業もやる気まんまん。1月に種まきした畑も無事に芽が出て、麦踏みも間に合って、ひと安心です。
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子どもたちも地道に麦踏みがんばりました |
日高川町の現場では気温がマイナス4度まで下がった日もあったとのことで、土の中で霜柱が立ち、踏むとフワフワ。サクサクと音がするところも。生産者さんが、「霜柱で土の中に空洞ができているので、それを踏んであげることで小麦の根っこがまた土に触れて、伸びていけるようになる」と説明してくれました。
楽しくおしゃべりしながら農作業も
やる気まんまん
海南市の畑と日高川町の畑とでは、土の質もまったく違い、勉強になりました。日高川町は合計で9反もあり、踏み終えた頃には、さすがに腰から下に違和感を感じました。1枚の畑が大きく畝も長いので、声が聞こえる範囲でだけおしゃべりができます。
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麦踏みに、除草作業に、みんなで協力しました |
3月に入って気温がグッと上がり、収穫に向けて雑草対策本番の時期がやってきたのを実感します。そして見るたびに成長していく小麦たちとの時間もスタートです!
(新日本婦人の会和歌山県本部 満留澄子)
(新聞「農民」2022.3.21付)
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