「農民」記事データベース20220321-1497-03

2022年国際女性デー中央集会

世界の女性と連帯して、
平和とジェンダー平等を

関連/侵略やめよ、改憲・重税反対


 平和とジェンダー平等を求めて、世界の女性たちが連帯する「国際女性デー」が今年も全国で取り組まれ、中央集会がオンラインで開催されました。

 今年の中央集会スローガンは、「変えるな憲法!

 核兵器禁止条約への参加を! いのち・くらし・雇用・営業対策を早急に! ひとりぼっちをなくそう!」です。

 日本婦人団体連合会(婦団連)の柴田真佐子会長が同集会実行委員会を代表して主催者あいさつを行い、ロシアによるウクライナ侵略に強く抗議するとともに、安倍元首相らの「核兵器の共有」発言を批判。「核兵器禁止条約の批准と廃絶を世界に求めていこう」と呼びかけました。

 同志社大学教授の岡野八代さんが基調講演し、子育てや介護、家事などこれまで女性が多くを担ってきたケア労働への社会的評価の低さが、コロナ禍のもとで矛盾として明らかになったと指摘。「今こそ女性たちが声を上げ、変革を起こそう」と訴えました。

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「女性農民は飢餓とすべての暴力に対してたたかう」とアピールする神奈川県農民連女性部の皆さん

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ウクライナ出身の女性も参加した岩手県での国際女性デーの宣伝行動

 「連帯と交流のひろば」では、さまざまな分野の女性たちから寄せられた連帯のメッセージを紹介。農民連女性部も米価暴落の現状に触れながら、「私たちは食べる人にも、作る人にも、環境にも優しい、持続可能な農業をめざしていきます」と、各地の女性部員の写真をつないだ映像でアピールしました。


侵略やめよ、改憲・重税反対

国民大運動実行委 国会前行動

 国民大運動実行委員会など3団体は3月9日、定例の国会前行動に取り組み、約100人が集結しました。

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「ロシアは武力行使をやめよ」と声を上げる参加者

 主催者あいさつを中央社会保障推進協議会の住江憲勇代表委員(全国保険医団体連合会会長)が行い、「ロシアによるウクライナ軍事侵略に抗議する。解決のために、世界の世論を結集し、外交努力を尽くすべきだ。いま憲法9条の先駆性が明らかになっている。市民と野党の共闘で政治を変えよう」と呼びかけました。

 全労連公務部会の秋山正臣事務局長は、衆院委で国家公務員の一時金削減給与法案が可決されたことに強く抗議しました。

 全国商工団体連合会の中山眞常任理事は、「平和でこそ商売繁盛」を信条に各地で、ロシアの武力行使反対、核兵器廃絶の運動に奮闘していることを紹介。「改憲・重税反対、いのち・くらし最優先の政治に転換しよう」と訴えました。

 日本共産党の吉良佳子参院議員が国家報告を行いました。

(新聞「農民」2022.3.21付)
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2022年3月

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