2019年7月
■2019年7月29日(第1370号)
- 海洋プラスチック問題を考える
(上)
- 海洋に漂う大量のプラスチックごみ……。1990年代後半、海洋学者がこの問題を告発したことで注目が集まるようになり、様々な研究者や環境団体により少しずつプラスチックごみによる海洋汚染の実態が知られるようになってきました。
- 市民と野党の共闘が力を発揮/2019米屋さんと生産者をつなぐ交流会
- 減り続ける年金、憲法9条改悪、消費税増税、農政では安倍「官邸」農政ノー、日米FTA(自由貿易協定)阻止などを争点に行われた参議院選挙が7月21日に投開票されました。
- 国は「表示は不要」の方針
- 7月4日に都内で、厚生労働省と農林水産省、消費者庁が共催した「ゲノム編集技術を利用して得られた食品等に関する意見交換会」が開かれ、秋からこの技術で作られた食品等の販売を前に、説明が行われました。
- 家族農業重視への転換に向け
- 日本有機農業研究会が、国連「家族農業の10年」スタートと「農民の権利宣言」の採択を契機に、家族農業重視への転換に向けて、現在の農政の課題を探ろうという研究会を、東京都内で開催しました。
- 農のこころ
- 水喧嘩村の掟をもち出して
- 各地で66検体のGMナタネ発見
- 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは7月13日、今年の遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査の報告会を行いました。
- 農家が得する税金コーナー(58)
- 私の地域(信州諏訪)には、「講中(こうじゅう)」と呼ばれる助け合いの組があります。念仏講となったり、お葬式のお皿や茶わんを共同購入したりしています。それが時には、伊勢講ともなります。
- ネオニコチノイド系農薬 胎盤を通り抜け、胎児に移行
- 6月12日の環境科学討論会の口頭発表で、母親が食べものから摂取したネオニコチノイド系農薬は、胎盤を通り抜けて、胎児にも移行することが、北海道大学の研究チームにより報告されました。
- 野菜も人も不ぞろいが自然
- 農業をライフワークとしてドキュメンタリー映画を撮り続けてきた原村政樹(まさき)監督が、埼玉県三富地域での循環型農業を描いた前作「武蔵野」に続いて、自然栽培に取り組む新規就農者を描いた新作「お百姓さんになりたい」(※別項参照)を完成しました。8月からの全国ロードショーを前に、原村監督に新作映画に寄せる思いをお聞きしました。
- 旬の味
- 7月21日午後8時、テレビは沖縄選挙区タカラ鉄美さんの当確を伝え那覇の記者会見場を映し出した。万歳三唱とタカラさんの「4度目の民意が示された、辺野古新基地のための埋め立てノー」との力強い喜びの談話が語られた
■2019年7月22日(第1369号)
- 新規就農支援の削減やめよ/日本母親大会 in 静岡に集まりましょう/農村のお母さん交流会もあります。ぜひ参加を!
- 新規就農者の支えとして大きな役割を果たしてきた農業次世代人材投資事業(旧青年就農給付金)が大きく揺れています。
- 安倍「官邸」農政に審判を!
- 参議院選挙も最終盤。安倍農政を許すのかどうかが問われています。新自由主義、大規模・効率化を推し進める安倍「官邸」農政に異議を唱える経済学者の金子勝さんに聞きました。
- 7農協支援、日農も参加
- 新潟県農民連は、新潟県農協労連と共催で7月7日、三条市内で、市民と野党の統一候補・うち越さくら候補必勝のための農業農民決起集会を開催し、約40人が参加しました。今回は日農新潟県連からも約15人の参加があり、連帯あいさつも。
- 高知県漁協と懇談
- 農民連の笹渡義夫会長、JCFU全国沿岸漁民連絡協議会の二平章事務局長、高知県農民連の中越吉正事務局長は7月4日、高知県漁業協同組合(高知市)を訪れ、懇談しました。
- 農のこころ
- 青田吹く風に農夫の匂いあり
- 価格保障を強化するアメリカ 日本は価格保障を突き崩し
- 昨年12月にアメリカの新しい農業法(2018年農業法)がスタートしました。
法律を改訂するたびに制度を改悪する安倍農政とは対照的に、アメリカは新農業法で価格保障を維持・強化しました。
- 紫外線から肌を守る美肌食講座
- 奈良県農民連北和センターで6月26日、講師にカロリロジャパン副社長の廣瀬千秋さんを迎えて、「紫外線から肌を守る美肌食講座」を開催しました。生活習慣病予防・ダイエット専用スタジオカロリロ宝来店では、毎週月曜日に農民連の野菜の販売を行っています。
- フルーツ王国やまなし自慢の逸品 白桃/イラスト1点
- 山梨県の桃は年間3万9200トン収穫され、日本の桃の生産量の約3分の1が山梨県産です。そして生産量に比例して、栽培技術も高くなるため、品質の良いおいしい桃ができ上がるというわけです。
- 旬の味
- 東日本大震災の被災者が仮設住宅を出た後、元気にされているのか、1年ぶりにお会いするのを楽しみに仲間と南相馬・小高へ出かけました。私たちは決してフクシマを忘れてはならないと戒める小高行きでもありました
■2019年7月15日(第1368号)
- 参院選官邸主導の農協「改革」・日米FTAにノー!
- 参議院選挙(7月21日投開票)は、安倍「官邸」農政の是非が大きく問われています。JA高知中央会の伊藤喜男・元会長は、安倍内閣の農協「改革」、日米FTA(自由貿易協定)に異議を唱えています。伊藤元会長に聞きました。
- 最低賃金が保障されれば
米価1万7千円から2万1千円に
- 市民と野党の「共通政策」は「最低賃金(時給)1500円をめざす。8時間働けば暮らせる働くルールの実現」を掲げ、「最低賃金」が参議院選挙の焦点になっています。自民党もあわてて「平均1000円」と言い出しました。
- ウソとゴマカシをやめ日米貿易交渉中止を
- 安倍首相は、トランプ大統領に「選挙が終われば何でもやる」と約束したのを隠して、「密約はない」「TPP(環太平洋連携協定)が最大限」とシラを切り続けています。
- 県は種子条例の制定を/家族農業の10年広げよう
- 島根県農民連は6月26日、丸山達也島根県知事に種子条例制定を求める要請書を提出しました。
- 農のこころ
- みちしるべ一揆地蔵の青田波
- 政治を変えるのは私達だ
- 7月21日に投票を迎える参議院選挙。農家・農民の要求実現に向けて対話・宣伝活動などが、全国で進んでいます。各地の動きを紹介します。
- 農民連の仲間の果樹農家を訪ねて
- 宮崎県の都農児湯(つのこゆ)農民組合会員の黒木玲二さんを訪ねました。
- 堤防ののり面に NO ABE
- 茨城県北茨城市を流れる大北川は、県が管理する二級河川ですが、堤防ののり面の草刈りは1年に1回のみで、しかも時期もお盆前だったり、9月だったりと、年によってまちまちです。仕方がないので、県の作業のほかに年に4回ほど、田んぼを接する農家がせっせと草刈り作業をしています。急な斜面での作業は、なかなか大変です。
- 旬の味
- 国連「家族農業の10年」「小農の権利宣言」が始まった。日本の農村、農林漁業の新しい動きを後押しするものになると確信する。野菜生産農家の仲間から食べきれないほどの夏野菜が届き、旬の野菜を味わうことに幸せを感じている
■2019年7月8日(第1367号)
- 萬代(島根県農協中央会)元会長に聞く/農民連青年部夏の学習交流会 in 石川「加賀百万石のアグロエコロジー」
- 参議院選挙が始まりました。農協関係者は安倍農政をどうみているのか。島根県農業協同組合中央会元会長で、日本の種子(たね)を守る会副会長の萬代宣雄さんに聞きました。
- 安倍9条改憲にノー/選挙で止めよう!消費税増税
- 総がかり行動実行委員会などは6月19日、国会議員会館前行動に取り組み、3500人が「安倍政権を倒そう」と集まりました。
- 参院選・千葉選挙区 野党2議席獲得へ/安倍政権はごまかしばかり
- 千葉県農民連は「このままでは地域・農村が壊れる」と強い危機感を抱く農家が、農業と地域再生への希望を持つには、米価1万7千円(市場価格に2千円プラス)の実現がすぐに必要だと考えています。
- 農のこころ
- 待ちきれずメロンの臍を今朝も押し
- 参議院選挙1人区の野党統一候補
- 立憲民主(枝野幸男代表)、国民民主(玉木雄一郎代表)、共産(志位和夫委員長)、社民(又市征治党首)の立憲4野党と社会保障を立て直す国民会議(野田佳彦代表)の1会派は5月29日に、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」と13項目の共通施策協定を結びました。
- 野党統一候補 水野さち子さんの事務所を訪問
- 福島県農民連女性部は6月26日、野党統一候補の水野さちこさんの事務所を訪問しました。
- 安倍「官邸」自由化 農政に参院選で審判を!!(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 参議院選挙が始まりました(7月4日公示、21日投開票)。安倍「官邸」・自由化農政にノーの審判を下す絶好のチャンスです。農民連は各地で、32の1人区と、複数区で市民と野党が推す候補と、比例選挙でも安倍政治ノーの勢力の勝利に全力をあげています。
- エコひいき農業で野菜をつくろう! 第2回
- 有機農業の土台であり、基本的に重要な技術は土作りです。その成果は、天候不順に耐え、病虫害を軽減し、おいしくて日持ちの良い農産物の生産にあらわれています。大冷害だった1993年に、土作りに励んできた有機稲作農家が平年作に近い収穫量をあげたことは、マスコミにも取り上げられました。
- 農家の税金対策(16)
- 災害が頻発しています。雑損控除は普段あまりなじみがないので、必要になったときには戸惑うものです。あらかじめ概要を学んでおきましょう。
- タネちゃん
- タネちゃん
- 本の紹介/小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン(SFFNJ)編 よくわかる 国連「家族農業10年」と「小農の権利宣言」
- 国連総会が昨年末、農民(小農)の権利宣言を採択し、今年からは国連家族農業の10年が始まりました。飢餓や貧困、格差、地球温暖化、環境汚染、資源の枯渇。グローバルな問題に対処し、持続可能な社会を築くために家族農業を支援していく――。国際社会が政策転換にかじを切った時、日本政府は、農産物貿易自由化、企業の農業参入、大規模化など、時代遅れの政策にしがみついています。
- 北軽井沢(群馬)にチーズ工房オープン
- 浅間山の麓、北軽井沢の「人間牧場」(群馬県長野原町)に新しくチーズ工房がオープンしました。作ったのは農民連青年部副部長の山村聡さん(33)です。
- 「だだちゃ豆」畔道講習会開く/イラスト1点
- 6月18日22時22分頃、山形県沖を震源とする地震が発生しました。山形県鶴岡市では震源に近い地域で震度6強を観測しました。
- 旬の味
- 雪の少ない冬も終わり、今のところ順調。5月末には道内で39度台の高温を記録、当地でも35度台を記録し記憶にはない高温、一転6月に入り寒空が続き霜の降りたところも
■2019年7月1日(第1366号)
- 新潟選挙区 打越さくらさん 県農民連が推薦を決定 日米FTAに反対
- 参議院選挙の公示(7月4日、21日投票予定)まであと1週間。全国32の1人区で市民と野党の共闘が決まり、農民連も野党統一候補の勝利のために全力をあげています。新潟と福島選挙区を取り上げます。
- 家族農林漁業プラットフォーム・ジャパンが誕生
- 国連が定めた「家族農業の10年」「農民の権利宣言」を日本で具体化し、実践する母体として、「家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン」が誕生しました。
- 福島選挙区 水野さちこさんの支援決定 ぜひ国会で活躍を
- 福島県農民連は、参議院選挙福島選挙区から市民と野党の統一候補として立候補する、水野さちこ候補を支援し、勝利に向けて奮闘することを決めました。
- 家族農業は飢餓・栄養不良を克服するカギ
- 家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン設立総会でのFAO(国連食糧農業機関)駐日連絡事務所のチャールズ・ボリコ所長の特別講演(要旨)を紹介します。
- 消費税増税ストップ!
- 「10月消費税10%増税ストップ! ネットワーク」は6月12日、10月からの消費税増税の中止を求める署名の提出集会を衆議院議員会館内で行いました。
- 農のこころ
- 過疎村も明るくなりぬ花りんご
- 産直大交流会
- 今年も6月4~8日にかけて、農民連と新日本婦人の会大阪府本部との産直交流会が開催されました。大阪府下183カ所で、生産者が47人、消費者は総勢1800人余が参加し、交流しました。
- 島根県農業技術センターを訪ねて
- 主要農作物種子法(種子法)が2018年3月に廃止されましたが、各地の農業試験場・農業技術センターは、従来通り種子事業を実施し、農業振興のために努力を続けています。現場はどうなっているのか、島根県農業技術センター(出雲市)を、県農民連の長谷川敏郎会長、河津清会長代行とともに訪問しました。
- 旬の味
- 6月2日、えひめ母親大会が開かれた。思えば40数年前、長女をおんぶして前夜祭から参加。今のように使い捨ておむつはなく、荷物がだんだん重くなっていった。あれから何回になるのだろうか
|
農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2018, 農民運動全国連合会