「農民」記事データベース20190729-1370-02

参議院選挙

市民と野党の共闘が力を発揮

関連/2019米屋さんと生産者をつなぐ交流会


1人区 野党統一候補が10議席
改憲勢力は3分2届かず

 減り続ける年金、憲法9条改悪、消費税増税、農政では安倍「官邸」農政ノー、日米FTA(自由貿易協定)阻止などを争点に行われた参議院選挙が7月21日に投開票されました。

 安倍政権が敵意をむき出しにした32の1人区では、全選挙区で市民と野党が共闘し、改選2議席を大きく上回る10選挙区(秋田、岩手、山形、宮城、新潟、長野、滋賀、愛媛、大分、沖縄)で野党統一候補が勝利し、躍進しました。前回(3年前)の1人区で勝利した青森、福島、三重、山梨ではきん差で議席を獲得できませんでしたが、秋田、滋賀、愛媛で新たに議席を勝ち取りました。

 自民党は57議席を獲得しましたが、改選の66を大きく下回り、非改選を含めた単独過半数も維持できませんでした。公明党は14で、自公与党は、改選前78から71議席へと後退しました。維新は10議席でした。

 一方、立憲民主党は17、日本共産党は7、国民民主党は6、社民党は1議席で、4党合計で改選前26議席から31議席に前進しました。

 安倍首相が執念を燃やす改憲でも、自民、公明、維新などの改憲勢力は、改憲の国会発議に必要な3分の2を維持できず、ここでも野党共闘の力が発揮されました。

 今回の選挙で市民と野党の共闘が発展し、次期総選挙につながる前進を勝ちとったことは重要です。

 農民連は市民と野党の統一候補と、日米FTA反対、戸別所得補償・主要農作物種子法復活を盛り込んだ政策協定を結ぶなど、野党の勝利に奮闘しました。


2019米屋さんと生産者をつなぐ交流会
こんなときだからこそ産地丸ごと届けたい
東京会場
日 時 8月25日(日)
交流会 午後2時〜4時半(参加費無料)
  終了後、別会場で懇親会を予定
  (会費4000円程度を予定)
会 場 全国教育文化会館エデュカス東京7階会議室
  (地下鉄有楽町線麹町駅から徒歩2分)
  (東京都千代田区二番町12―1)
大阪会場
日 時 9月1日(日)
交流会 午後2時〜4時半(参加費無料)
懇親会 午後5時〜6時半頃
  (会費4000円程度を予定)
会 場 大阪リバーサイドホテル
  (JR桜宮駅から徒歩2分)
  (大阪市都島区中野町5―12―30)
申し込み・お問い合わせ
  農民連ふるさとネットワーク
  電話 03(5966)2250、
  Fax 03(5966)2253
  Eメール n-fnetw@nouminren.ne.jp

(新聞「農民」2019.7.29付)
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2019年7月

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