「農民」記事データベース20190708-1367-03

参院選・千葉選挙区
野党2議席獲得へ

千葉県農民連

関連/安倍政権はごまかしばかり


5万部の号外配布
2万農家との対話

 千葉県農民連は「このままでは地域・農村が壊れる」と強い危機感を抱く農家が、農業と地域再生への希望を持つには、米価1万7千円(市場価格に2千円プラス)の実現がすぐに必要だと考えています。

 今度の参議院選挙を、3人区の千葉県で市民・農民と野党のスクラムを前進させて、大きい農家も小さな農家も応援する米価を目指す農政へと転機しようと呼びかけています。

 現在、千葉県選挙区は定数3人に野党1議席にとどまっていますが、7月の参院選では野党の現職と新人の2人が立候補を予定しています。千葉県市民連合は「千葉で必ず3分の2を」と呼びかけ、野党2人の立候補予定者と8項目の政策協定を結び推薦。項目の一つには「地域活性化のため、農漁業・自然再生可能エネルギー等基幹産業を育成する」と入っています。

 県連は、唯一の新人で女性の浅野ふみ子さん(日本共産党)の当選で、野党が2議席獲得するためには、農村部での躍進が欠かせないと考え、5万部の新聞「農民」号外配布と、2万農家との対話を進めています。

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千葉選挙区で野党2議席の実現めざす新人で唯一女性の浅野ふみ子候補

 また、「安倍政権で増える輸入米が、国産を踏みつけている」との新聞「農民」(6月17日付1面)を配り、輸入米による国産米圧迫が鮮明な2つのグラフを示して対話。さらに「輸入野菜が2倍〜6倍に激増し、農家を直撃している」と切り出しやすいグラフ資料と一緒に「号外」を組合員・新聞読者の皆さんに複数枚届けて周りの農家との対話を呼びかけています。

(千葉県農民連 森吉秀樹)


安倍政権はごまかしばかり

新しい社会作ろう=市民連合が宣伝=

 市民連合は6月14日、東京・新宿駅西口で街頭宣伝を行いました。立憲4野党1会派と市民連合とで政策協定が結ばれ、全国32ある1人区全てで野党統一候補が決定してからはじめての街頭宣伝でした。

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街頭で訴える市民と野党のみなさん

 はじめに、市民連合を代表して、佐々木寛さん(市民連合@新潟・新潟国際情報大学教授)からあいさつがあり、「新潟にはおいしいお米やお魚があります。でも今は止まっていますが、世界最大の原子力発電所もあります。ほんの一部の権力者だけが潤う政治はもうたくさん。新しい社会を作っていきましょう」と呼びかけました。

 東京大学名誉教授の大沢真理さん(学者の会)も登壇。「今度の選挙の対立点はウソで塗り固めた政治か、実直で誠実な政治かのどちらかです。安倍政権はだだっこのようなごまかしばかりに終始しています」と批判しました。

 最後に、高田健さん(市民連合・総がかり行動実行委員会)から「こんなデタラメな安倍政権は終わりにしましょう。市民連合と4野党1会派で13の政策協定を結び、安倍政権に変わる選択肢を示しました」と紹介がありました。

 立憲民主、国民民主、共産、社民の各党の代表があいさつしました。

(新聞「農民」2019.7.8付)
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2019年7月

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