「農民」記事データベース20190708-1367-16

震度6弱の庄内地方(山形)4日後

「だだちゃ豆」畔道講習会開く

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被害微小でひと安心
ほ場回って学び合い

 6月18日22時22分頃、山形県沖を震源とする地震が発生しました。山形県鶴岡市では震源に近い地域で震度6強を観測しました。

 幸いにも組合員や職員、近隣の住民の方々で怪我はありませんでした。自宅や事務所内の食器や本などが落ちたり、組合員の倉庫内のはしごが倒れて車にぶつかったり、土蔵の一部が崩落するような被害も一部で見受けられましたが、倒壊のような大事には至らず、ホッとしております。

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組合員の木村充さん宅の土蔵内の壁が一部崩落し、片付けをする様子

 しかし、津波警報が出たため、海沿いに住んでいる方々は、「避難所等で夜を過ごして、一睡もできなくて大変だった。それでも東日本大震災の記憶が鮮明に残っているので、速やかに避難ができ、命を守れたのは良かった」と話されていました。

 心配された大きな余震もなく、通常業務に戻ることができ、6月22日には鶴岡特産の茶豆「だだちゃ豆」の畑まわりを枝豆部会で行いました。組合員同士でほ場を巡回し、安全でよりおいしい枝豆をたくさん作ろうという講習会でもあります。

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ほ場を巡回して栽培講習会

 庄内総合支庁の農業技術普及課より千葉更索さんを迎えて、一緒に巡回をしていただき、現地での質疑応答を交えながら、栽培技術の向上とこれからの気候変動に対応するポイントなどを学び合いました。早生品種では、一部で開花が始まっており、順調であれば7月下旬頃からの収穫を迎えられそうです。

(山形・庄内産直センター 小林隆範)


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愛知・津島 桜井久美子

(新聞「農民」2019.7.8付)
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2019年7月

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