家族農林漁業プラットフォーム・
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プラットフォーム設立を喜ぶ(左から)二平、笹渡、ボリコ、村上、関根、齋藤の各氏 |
村上代表は、「持続可能な社会をつくっていくためにも家族農業を支えることが必要」だと訴えました。また、5月末に国連がローマで開催した「家族農業の10年開幕式」に参加したことを報告しました。
国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所のチャールズ・M・ボリコ所長が特別講演を行いました。(講演要旨は2面)
村上さん、二平さんのほかに、呼びかけ人の愛知学院大学の関根佳恵准教授、農民連の笹渡義夫会長、小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン(SFFNJ)の斎藤博嗣さん(一反百姓「じねん道」)がそれぞれ報告。関根さんは、世界の農業のなかでの家族農業の重要性とその役割について説明しました。齋藤さんは、自ら実践する小規模・家族農業の紹介と、3月にスペイン・ビルバオで開かれた第6回世界家族農業会議に家族で参加した様子を披露しました。
笹渡さんは、農民連が国際農民組織ビア・カンペシーナの加盟組織として、国際政治を動かすことに貢献しながら、国内でも家族農業の振興と農民の権利確立に尽力していることを紹介しました。二平さんは、沿岸家族漁業こそ日本漁業の主人公だと述べました。
フォーラムに続いて、設立発表の記者会見を行い、今後の活動について紹介しました。
主な活動は、(1)国連の「家族農業の10年」に関する啓発(シンポジウム、講演会、学習会の開催、出版、広報活動等)、(2)日本の食料・農業・農村に関する政策提言および政府との対話、(3)日本における活動計画の策定、(4)活動計画の達成度のモニタリングとその結果の国連への報告、(5)国連および国際社会の動向に関する情報収集と日本への紹介、(6)日本での活動の世界への発信――です。
6月14日時点での参加団体には、全国愛農会、漁民連、農民連、SFFNJのほかにアジア太平洋資料センター(PARC)、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)、全国有機農業推進協議会、秀明自然農法ネットワーク、全日本農民組合連合会(全日農)などが含まれます。
プラットフォームは、趣旨に賛同し、ともに活動する団体会員、個人会員を募集しています。
申し込みは、農民連のEメール・アドレス(info@nouminren.ne.jp)まで。
[2019年7月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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