2017年7月
■2017年7月31日(第1273号)
- 日欧EPAの「大枠合意」の愚行/なんとしても批准阻止を 畜産物いけにえに激しい怒り
- 日欧EPA(経済連携協定)の電撃的な大枠合意は、内政への批判を外交でそらそうとした、あからさまな政権の保身のための目くらましである。
- 日欧EPA「大枠合意」に抗議 米の需給と価格に責任を持て/笹渡会長、福島議員と懇談
- 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会は、2018年度予算編成にあたって、各省庁に申し入れを行いました。7月20日の農水省への要請では、大運動実行委員会の渡辺正道事務局長(全労連事務局次長)をはじめ農民連の代表が参加しました。
- 共謀罪・戦争法の廃止 安倍政権は退陣せよ!/選挙で安倍政権に鉄槌を
- 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は7月19日、「加計」「森友」疑惑の徹底究明、「共謀罪」法・戦争法の廃止、安倍政権の退陣を求める集会を国会議員会館前で開きました。
- 農のこころ
- 夏野菜勢揃いして一汁一菜
- 市中に出回るGMペチュニア
- 南米原産のナス科で園芸・鑑賞植物としておなじみのペチュニア。その遺伝子組み換えが出回っています。農水省と環境省は5月10日と31日、14品種のペチュニアが未承認の遺伝子組み換え(GM)品種であると発表し、回収を呼びかけました。
- この文書って おかしいよね
- 「これって、おかしいと思いませんか」
- 求められる発生源の解明
- 未承認の遺伝子組み換えペチュニアがどこから流出したのか、その発生源を解明することが第一に求められています。
- 米農家の心に灯をともす取り組み広げたい
- 平成30(2018)年から国による米の生産数量目標配分がなくなります。これをどう考え、何を作って、どう販売していくのか考えようと、島根農民連は7月16日、松江市内で「お米のシンポジウム」を開催しました。JA島根の幹部や行政関係者、松江市の農業委員、お米屋さん、消費者ら104人が参加しました。
- 米問題で列島騒然の状況を!!
- 福島と島根両県でお米のシンポジウムが取り組まれ、どちらも生産者だけでなく、行政関係者、農協、米屋さんやなど、100人を超す参加者があり、米問題が地域で話題になっています。共同の力で地域を守るため、農民連が声を上げています。18年以降の米問題に悩んでいる農家は数多くいます。このような取り組みが全国で実施されることが求められています。改めて現状と問題点をみていきます。
- 胸ふくらむ稲刈り/命に感謝
- 梅雨明けの昨日(7月19日)、稲刈りが始まりました。3月下旬に植えられた極早生の「南国そだち」です。
- 都市農業が守られるかどうかの岐路
- 1992年に市街化区域内農地では、30年間の営農の継続を約束すれば、生産緑地の指定が受けられれ、農地並み課税となる制度が創設されました。2022年は、その30年目にあたり、都市農業が守られるかどうかの岐路になります。生産緑地の22年の更新申請を前に、「相続税対策」などと不動産投資の呼びかけが強まっています。
- 生産緑地をめぐる現状と課題を考える
- “生産緑地の2022年問題”が取りざたされ始めています。1992年に生産緑地地区が最初に指定されてから30年となり、この時に指定された多くの生産緑地の所有者が市町村にその買取申し出ができる状況になるのがこの年です。
- 農家が得する税金コーナー
- 農民連の税金対策部員養成講座のスクーリングが、7月18日の大阪会場を皮切りに、21日の東京会場、26日の岡山会場で開校し、全国30都府県130人が参加する取り組みとなりました。
- 日本で唯一のザーネン種限定子ヤギ市場
- 長野県下伊那郡で両親と養鶏・和牛繁殖農家をしています、伊豆より夏(28)と言います。地元で開催されたヤギ市場について紹介します。
- 地域の話題あれこれ
- 千葉県では、ここ10数年の間に、ジャンボタニシ(クスミリンゴガイ)による水稲への被害が拡大しています。田植え後の稚苗を食害するもので、あっという間に、一面が食べつくされ消滅してしまい、その被害は甚大です。
- 旬の味
- 九州北部を襲った豪雨で被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。命を落とされた方、今なお行方不明の方がいるとニュースで見聞きするたび、自然に対して私たち人間は本当に無力だということを痛感させられ心が痛みます
■2017年7月24日(第1272号)
- 大きな爪あと甚大な被害/現地農民連役員と今後の対策を相談/九州北部豪雨被害救援募金 振込先
- 記録的な豪雨で甚大な被害が出た福岡県に7月9日、農民連本部から吉川利明事務局長が支援に入りました。吉川事務局長の現地リポートです。
- 早い!もう出穂
- 千葉県匝瑳市で田回りしていたら、隣の友人の田んぼの稲の出穂が始まっていました。
- TPP11も日欧EPAも許さぬ
- 〈院内集会〉国内農業生産に大きく影響する/〈官邸前行動〉展望を失わせる交渉はやめろ!!/〈食健連宣伝〉いま必要なのは“自給率の向上”
- 農業と食の安全守ろう/国政を私物化 安倍ヤメロ!/日本母親大会in岩手に集まりましょう/農村のお母さん交流会もあります。ぜひ参加を!
- いわて食・農ネット(いわて食・農・地域を守る県民運動ネットワーク)は7月11日、「『TPP11』『日欧EPA』の強行は許さない! 地域農業と食の安全を守ろう!緊急アクション」を、盛岡市内で行いました。
- 農のこころ
- 青りんご北信五岳青に透け
- 17年遺伝子組み換えナタネ自生調査報告会
- 2017年の遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査報告会が7月8日、都内で開かれました。主催は、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン。
- 農家が得する税金コーナー
- 岡山県の山間部で農業をがんばっていた実さんも年には勝てず、農民連に入会して20年耕作請負していた田んぼも全て返し5反ばかりの自作地だけになり「長年お世話になりました」と退会されました。
- 国民平和大行進 岩国(山口)を行く
- 国連会議で核兵器禁止条約が採択された7月7日の翌8日に、山口県岩国市で「2017年原水爆禁止国民平和大行進」が行われ、私も行進に参加しました。
- 女性部でさくらんぼ狩り
- 福島県の安達地方農民連の女性部で6月26日、24人が参加して、さくらんぼ狩りが行われました。二本松市戸沢の農民連会員である武藤喜三さんのマルハラ果樹園で、おいしいさくらんぼをおなかいっぱいいただきました。
- 梅しごと
- 茨城県の常陸野農民センター女性部「のぞみの会」で、6月21〜23の3日間、梅加工を行いました。この梅加工は、10年以上にわたって女性部で続けてきたもので、3日間があっという間の楽しい時間となりました。
- この人
- 昨年の埼玉県農民連の大会で理事に選出された金子昌悟さん(36)は深谷市でネギを中心に野菜を生産しています。
- 旬の味
- 最近、日本の農産物をもっと海外に販路拡大して、どんどん輸出していこう! という行政の傾向を強く感じる。自分の中で少し腑(ふ)に落ちないところがある
■2017年7月17日(第1271号)
- 日欧EPA「大枠合意」は、ごまかしの「政治合意」にすぎない
- 一、安倍首相は7月6日、ベルギー・ブリュッセルで欧州連合(EU)のトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長と共同記者会見を行い、経済連携協定(EPA)交渉の「大枠合意」を表明した。
- 住宅・農作物に大きな被害/九州北部豪雨被害救援募金 振込先
- 記録的な豪雨となった九州北部では、福岡、大分両県で死者が21人(7月9日現在)を数え、河川の氾濫や住宅の流失・浸水も相次いでいるほか、農作物にも大きな被害がでています。農民連本部からは吉川利明事務局長が9日、支援に入りました。福岡県・みのう農民組合の金子徳子さんからの第一報を紹介します。
- 「日本の種子(たね)を守る会」が発足
- 主要農作物種子法(種子法)廃止に反対してきたJAや生協関係者などを中心に、食と農に関心を持つ200人を越える幅広い人々が集まり、「日本の種子(たね)を守る会」が発足。7月3日に結成総会を開きました。
- どうなってるの?国家戦略特区
- 愛媛県今治市の加計(かけ)学園の獣医学部開設に関わる政治疑惑で、大きな注目を浴びている「国家戦略特区」をテーマにした緊急シンポジウム「加計学園だけじゃない!どうなってるの?国家戦略特区――農業、家事労働、医療…進む規制改革と私たちの暮らし」が6月29日、東京都内で開かれました。主催はアジア太平洋資料センター(PARC)。
- 東京都議選 安倍政権に痛打
- 7月2日投開票で行われた東京都議会議員選挙で、都民ファーストが55議席で第一党に躍進し、自民党は57議席から23議席に減らして惨敗。都民ファーストと選挙協力した公明党は23議席を確保。4年前に議席を倍増させた日本共産党は19議席に前進しました。
- 農のこころ
- すて畑にしないぞ夏の草を刈る
- 福島県農民連 ブックレット普及
- 福島県農民連では、TPPの破たん以降に想定される日米FTA、農協攻撃、種子法廃止、収入保険の問題点など、農家の置かれている状況をまず農家自身が学習しようと、農民連ブックレット『ストップ!日米FTAと「安倍農政改革」―私たちの提案』(以下『ブックレット』)の普及を進めています。
- 田んぼアート やってよかった
- 梅雨ど真ん中の6月25、26日の2日間、福岡県宮若市の若宮農民組合で、田んぼアートに挑戦しました。全国各地では大がかりな田んぼアートが話題を呼んでいますが、ヒノヒカリと緑米の2品種の稲の絵からまずやってみようと企画しました。題して「ワクワク田んぼアート」です。
- 農家が得する税金コーナー
- 岡山市の実さんは市内北部の山間地で仲間数人でハウスキュウリを中心に生産し、暮らしを守ってきました。
- 手作り文旦ゼリー
- 土佐文旦は高知県では果実の王様として親しまれ、とても人気のある果物です。土佐文旦産直協同組合では、「この土佐文旦を旬の時期(2〜3月)以外にも何か加工して、販売できないだろうか」と話し合ってきました。
- いい話聞いた 産直品取ろう
- 新日本婦人の会八街支部主催の「食の安全カフェ」が6月20日、千葉県農民連の事務所で開かれました。
- わー お店の物よりおいしい
- 「わーすごい!お店で売っているのよりおいしい」――テーブルに並べられたのは、保存した干し柿で作った柚子柿巻き、ラム干し柿チョコ、柿ようかん、柿酢ドリンク、自宅で採れたブルーベリーソースのかかったチーズケーキなどなど。どれもお店に出せるほどの完成度の高さとおいしさに参加者一同大感激。
- 旬の味
- 起伏のある紫陽花ロードを走るレースが先日開催され、3800人近いランナーが健脚を競った。このロードレースは、選手誘導やポイントごとの給水、梅干しや麦茶の提供、交通整理なども地元の人たちが携わり、太鼓愛好会がレースを盛り上げる
■2017年7月10日(第1270号)
- 日欧EPA交渉緊迫
- 日本と欧州連合(EU)とのEPA(経済連携協定)交渉をめぐる情勢が緊迫しています。安倍政権が早期妥結に異常な前のめりの姿勢を示しているためです。
- 日欧EPAは家族農業を破壊
- 日欧EPAは家族農業を破壊する―EUと日本の政府が妥結をゴリ押しする日欧EPAについて、国際農民組織ビア・カンペシーナの欧州組織と農民連がこのほど、交渉の即時停止を求める共同声明を発表しました。ドイツの農民組織も別の声明で、交渉中止を求めるとともに、日本の農民に連帯を表明。EPA阻止に向け、日欧の農民同士の連携が進んでいます。
- 好評です ブックレット
- 農民連ブックレット『ストップ!日米FTAと「安倍農政改革」―私たちの提案』(以下『ブックレット』)が好評で、各地で普及が始まっています。普及に奮闘する2人の手記を紹介します。
- 農民連と遺伝子組み換え食品いらないキャンペーンが懇談
- 農民連と「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」は6月27日、農民連本部で懇談を行いました。農民連からは、吉川利明事務局長、齋藤敏之常任委員、農民連食品分析センターの八田純人所長が、キャンペーンからは、天笠啓祐代表、小野南海子さんが参加しました。
- 三陸海岸へバス旅行
今年も元気にがんばろう/「TPP11、日欧EPAを考える院内集会」「TPPプラスを許さない!官邸前行動」「TPP11反対中央宣伝行動」
- 岩手県の西根農民組合で6月18日、三陸海岸へのバス旅行を行い、30人が参加しました。これは田植えが終わった6月に毎年恒例の行事で、組合員みんなが楽しみにしています。
- 農のこころ
- 草刈機唸り潜めて夕日落つ
- 農家が得する税金コーナー
- 岡山県のOさんは、会社勤めを定年前に退職し、実家の農業を継ぎました。
- 種子農家「今後が心配だ…」
- これまで日本の米、麦、大豆の種子を守ってきた主要農作物種子法が、先の国会で廃止されました。岡山県農民連は、種子栽培農家を訪問し、実情を聞きました。
- 農民連2017産直カタログから
- 農民連ふるさとネットワークの夏季産直カタログ掲載の農民連青年部の「薫風藍染」セットは、夏休みの課題にぴったりの工作キットが付いたセットになっています。
- この人
- 京都府亀岡市で九条ネギの栽培に挑戦している友成善隆さん(36)は就農12年目です。農大卒業後、農産物の販売会社に勤めたのち、一旦は農業を離れ、フリーターをしながら金融業の勉強をしていましたが、農業への思いは強く、2006年に就農を決意します。
- 旬の味
- 6月23日、字の区長として慰霊祭を行った。朝7時にマイク放送をしてから慰霊の塔へ行ってみるとすでに前日までに参拝した人たちのお供えした飲み物や花束などが祭壇にあった
■2017年7月3日(第1269号)
- 農水省が超多収米と持ち上げる民間開発品種「みつひかり」/2年で作付けをやめた
- 主要農作物種子法(種子法)が先の通常国会で廃止されました。農水省は、廃止の理由を「民間の種子開発企業の参入を阻害しているため」と説明。一方で、民間開発品種の推奨に躍起になっています。その代表格が三井化学アグロ株式会社の開発した「みつひかり」。しかし、その栽培の実態は……。
- 天を恨む…
- 6月14日、福島市は午後から急に暗くなり、雨とともに雷が鳴り始め、福島県農民連の直売所「産直カフェ」では停電になりました。しかしすぐ復旧。ほっとしていました。
- 減反廃止後の米作り・米流通を考える/「共謀罪」廃止に 国会前に3500人
- 平成30(2018)年から国による米の生産数量目標配分がなくなります。今後、どう米を作り、どう販売していくかを考えようと福島県農民連は6月17日、郡山市の福島県農業総合センターでシンポジウムを開催しました。農民連会員のみならず、県議会議員、市議会議員のほか、JA関係者や地元の米卸業者、行政関係者ら約100人が参加しました。
- 農のこころ
- 朝まだき父の手揉みの新茶の香
- 都議選 “築地再整備”主張の候補に
- 東京都築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区、東京ガス豊洲工場跡地)への移転問題で、小池百合子都知事は6月20日、市場を豊洲に移転するとともに、築地市場については一度更地にして市場としての機能も残して再開発する基本方針を発表しました。
- お互いの顔だけでなく くらしが見える産直運動
- 新日本婦人の会の会員との産直運動の経験を交流し、新たな展望を切り開く新婦人産直の交流会が6月15、16の両日、京都府亀岡市で行われました。19都府県24組織からのべ61人が参加しました。
- 農家の税金対策(1)
- 今回から月1回程度、「農家の税金対策」の連載をします。農民連が発行している『農家のための税金対策の手引き』にもとづいて、基礎から順を追って解説します。
- さあ!!行こう 台湾へ 夏の学習交流会
- 「今年の夏は台湾へ行こう!」と意気込むのは農民連青年部の平間徹也部長です。「国際農民組織のビア・カンペシーナと結びついている農民連青年部だからこそできる交流会にしたかった」と話します。
- 地域の話題あれこれ
- 田植えからそろそろ1カ月。活着したイネの緑が濃くなってくる季節です。これに負けず劣らず元気なのが、水路や畦畔の雑草です。その勢いに、多くの農家が「早く刈らないと…」と焦りを募らせています。「その悩み、みんなで解決しよう」と、盛岡市南部の下鹿妻(しもかづま)地域で「下鹿妻環境保全会」(以下、保全会)が奮闘しています。
- “自分の手で植えたよ”
- 大阪府千早赤坂村の岩本満さんの田んぼで6月10日、大阪農民連のみなさんの協力のもと、「田植え体験学習」を開催しました。6月に入り梅雨空の続くなか、この日だけは朝から晴天に恵まれ楽しく田植えができました。
- 旬の味
- これまで福島県南相馬市の仮設住宅で交流を続けてきた方々と今回は小高駅前の復興住宅で食事会を開きました。復興住宅に移った方の協力で事前にチラシを配布し当日を迎えました
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