「農民」記事データベース20170717-1271-02

九州北部豪雨被害

住宅・農作物に大きな被害

みのう農民組合
高圧洗浄機持参で会員支援

関連/九州北部豪雨被害救援募金 振込先


 記録的な豪雨となった九州北部では、福岡、大分両県で死者が21人(7月9日現在)を数え、河川の氾濫や住宅の流失・浸水も相次いでいるほか、農作物にも大きな被害がでています。農民連本部からは吉川利明事務局長が9日、支援に入りました。福岡県・みのう農民組合の金子徳子さんからの第一報を紹介します。

 このたびの大水害で、全国よりお見舞いのお電話、メール、ライン、義援金が寄せられています。本当にありがとうございます。みのう農民組合のあるうきは市は、被害が大きかった朝倉市とは筑後川を挟んだ川隣です。幸いにしてうきは市では、被害はまったくありませんでした。

 朝倉市では、組合員に幸い人的被害はなかったものの、米部長・上村庫史さん宅が床上浸水、といっても、足に絡みつくような粘土のような泥です。畳より10センチくらい上まで上がってきていて、泥まみれの畳、家具などが外に出してありました。

 田んぼ3町5反が水没、一大産地である万能ネギ6反も10センチぐらいの泥に埋まり、一面茶色い世界です。7月2日、田植え交流会で植えたばかりの苗も、残念ながら埋まっていました。

 さっそく、6、7日、組合員6人で汚水ポンプ2台、高圧洗浄機1台を持っていきましたが、汚水ポンプは1台が壊れてしまいました。それでも、上村さんは、「泥を吸い出してもらって助かりました」と感謝されていました。

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泥のかき出し作業に追われる組合員たち

 ご親せきなど入れ代わり立ち代り来られて、とにかく泥のかき出し作業に追われています。高圧洗浄機が大活躍です。

 その他、組合員さんの実家が杷木地区で、「家具も田んぼもすべて流されてなくなってしまった」とか、奥さんの実家が黒川地区で、「めちゃくちゃになった」という情報が寄せられています。親せき知人も多く、被害の全容がわからない今、大きな悲しみが広がっています。


九州北部豪雨被害救援募金
振込先
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 記号 10030
 番号 61671711
 名義 農民連災害対策本部
▼他の金融機関から振り込む場合
 店名 008(ゼロゼロハチ)
 普通 6167171
 名義 農民連災害対策本部

(新聞「農民」2017.7.17付)
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2017年7月

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