「農民」記事データベース20170731-1273-05

市中に出回る
GMペチュニア

関連/市中に出回るGMペチュニア
  /この文書って おかしいよね
  /求められる発生源の解明

 南米原産のナス科で園芸・鑑賞植物としておなじみのペチュニア。その遺伝子組み換えが出回っています。農水省と環境省は5月10日と31日、14品種のペチュニアが未承認の遺伝子組み換え(GM)品種であると発表し、回収を呼びかけました。


14品種が未承認――
農水省 回収をよびかけ

 種苗会社などで販売されていた

 問題になっているGMペチュニアは、種子会社「タキイ種苗」が販売した4品種、「サカタのタネ」の4品種、「ゲブラナガトヨ」の6品種。いずれも種苗会社やホームセンターなどに販売されていました。

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農水省が回収を呼びかけるペチュニア品種「オレンジクイーン」

 農水省は、個人向けに「ご家庭でペチュニアを栽培されている方へ」を発表し、これらの未承認品種の種苗を所有している場合、新たな栽培や採種、交配をせずに回収に協力するよう呼びかけています。

 GM品種と交配育成した可能性

 GMペチュニアは、4月にフィンランドで見つかり、その後イギリスなどでも見つかっています。原因としては、これらのペチュニアの育成過程で遺伝子組み換え技術は用いられていませんが、複数の市販品種と交配して育成したものであり、育成に用いた品種の中に遺伝子組み換え品種があった可能性が高いと考えられています。

(新聞「農民」2017.7.31付)
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2017年7月

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