2016年3月
■2016年3月28日(第1207号)
- 高浜原発3、4号機運転差し止めを決定/放射能被害の根絶を
- 滋賀県の住民29人が関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを求めた仮処分の手続きで、大津地裁(山本善彦裁判長)は3月9日、住民側の主張を認め、運転を停止するよう命じました。この決定を受け、関電は営業運転中の3号機を10日に停止しました。裁判所の判断で稼働中の原発が止まるのは初めてです。
- 全国で3・13重税反対統一行動
- 農民組合阪南支部協議会(山下博会長)は3月11日、今年も泉佐野市での重税反対統一行動実行委員会の一員として、全国統一行動にTPP反対の「ムシロ旗」を立てて参加(泉佐野7人、岸和田4人)しました。
- 農のこころ
- 春耕の浸みし土の香厨たつ
- 「3・30国会行動」に総結集し、TPP批准阻止の流れを加速させよう/TPPを批准させない3・30国会行動
- TPPをめぐる情勢の緊迫度が最大規模に達しています。安倍政権は、TPP特別委員会(45人)を設置し、本年度予算成立後、ただちに審議に入り、4月中の衆議院通過、5月中にも参議院通過をねらっています。
- “売り上げはどう? ウーン 悪かった”/西根農民組合が総会、80人参加
- 宮崎県農民組合では、2月1日から2015年度の税金計算会を始めました。農民連の強力な助っ人の前々会長の小田治さん(88)は、農民組合設立の時から税金計算会にかかわって45年目を迎えました。「小田さんにみてもらいたい」「小田さん、元気がいいですね。いくつになったんですか?」と聞く組合員さんもいます。組合運動、税金運動にかかわってきた小田さんに、来住誠太郎書記長をはじめ事務局の私たちはたくさん学ぶところがあります。
- 日本政府は“勧告”実施せよ
- 国連の女性差別撤廃委員会が3月7日、日本政府に対し、「前回の勧告への対応がなされていない」とする、きわめて踏み込んだ内容の、画期的ともいえる「総括所見」を発表しました。同委員会は、1979年に国連で採択された「女性差別撤廃条約」にもとづいて、締約国の差別の是正状況を定期的に審議し、「総括所見」として各国政府に勧告しています。
- この人
- 茨城県鹿行産直センターの青年部員、圷一博さん(38)。22歳に実家で就農して17年目を迎えます。1ヘクタールの水田と、水菜を中心に2ヘクタールの畑で野菜を25〜30品目生産しています。出荷先は市場出荷のほか、生協やスーパーのインショップ、直売所や新日本婦人の会との産直などに出荷しています。
- 旬の味
- 朝の空を見上げて今日という1日が笑顔でいられるようにそっとお願いした。時には雨も降って涙もあふれるけど、思い通りにならない日は明日がんばろう……。このうたで私の1日が始まる
■2016年3月21日(第1206号)
- TPP承認案と関連法案の閣議決定に抗議し、批准阻止めざし国民とともにたたかう/TPPを批准させない3・30国会行動
- 3月8日、政府は環太平洋連携協定(TPP)の承認案と関連法案の閣議決定と国会上程を強行したが、国民の強い反対を無視したやり方に断固抗議する。
- 農村からも激しい怒り
- 柿つくって飯食えなくなる TPP批准阻止へがんばる/聞く耳もたない安倍政権 農村・農業壊す暴挙許せぬ!
- TPP反対・戦争法廃止へ/学習深めTPP批准阻止
- 「廃止しよう!戦争法、取り戻そう!立憲主義 世界の女性と手をつなぎジェンダー平等へ!」――。2016年国際女性デー中央大会が3月8日、都内で開かれ、700人が集いました。
- 福島切り捨て許さない原発ゼロまでたたかう/TPPの問題点・危険性・影響は?
- 全国革新懇と福島県革新懇は3月6日、東京電力福島原発事故から5年を迎える被災地の現状や原発ゼロへの展望を考え合うシンポジウム「原発ゼロをめざして今、福島から―あの日から5年」を二本松市で開きました。全国から721人が参加し、席が足りなくなるほど盛況でした。
- 農のこころ
- 開墾の郷に棄て畑雉子(きぎす)鳴く
- “通勤”して稲作続けた4年間 作ったからこそ飛散明らかに
- 東日本大震災と福島第一原発事故から5年。いまなお避難指示区域に指定されている福島県南相馬市小高区で、原発事故後の2年目、2012年から、茨城大学や新潟大学の研究者らと共同で「試験栽培」に取り組み、稲作を続けてきた農家がいます。福島県農民連会員の根本洸一さん、幸子さん夫婦です。
- 電力小売り自由化
- さて、4月から始まる電力小売り自由化で、「原発でなく」「なるべく再エネの」電気を選ぶために、消費者はどのような基準で、何に気を付けて、電力会社を選んだらよいでしょうか。
- 被災者のコミュニティー作りを
- 宮城災対連は2月27日、炊き出し&なんでも相談会を石巻市の市営第一復興住宅で行いました。山形・庄内産直センターと横浜市からの応援合わせて5人と、宮城農民連の鈴木弥弘事務局長と農民連本部からも3人が参加し、支援物資の配布を行いました。
- 主婦連の主婦会館「産直市」に 八丈島連合婦人会が出展
- 主婦連合会が主婦会館前(東京・四谷)で開く産直市。農民連ふるさとネットワークとともに、注目を集めているのが、東京都の八丈島連合婦人会の出展ブースです。
- 旬の味
- 東電福島第一原発事故から5年となりました。事故の放射能により農地、山林、家屋などが汚染され、今でも10万人余りが避難を続けています。事故がもたらした惨状は、加害者である東電と政府が起こした史上最大にして最悪の公害として5年経った今日も苦悩をもたらし続けています
■2016年3月14日(第1205号)
- 小さな農家に寄り添う姿勢に共感
- 2014年11月に亡くなった俳優の故菅原文太さんの妻、文子さんが農民連に加入しました。文太さんの遺志を継ぎ、甲斐駒ケ岳と富士山、八ケ岳を望む山梨県北杜市で有機農業に取り組みながら反戦・反原発運動に積極的に関わっている文子さんにお話を聞きました。
- 米消費拡大の取組みお互いに/安倍政権打倒 TPP阻止
- 農民連と農民連ふるさとネットワークは2月26日、全国米穀販売事業共済協同組合(全米販、東京都中央区)を訪問し、国民の主食・米を守るための懇談と要請を行いました。全米販からは、木村良理事長、石原一郎常務理事、木下誠業務部長が応対し、農民連の白石淳一会長、ふるさとネットの湯川喜朗事務局長が出席しました。
- TPP批准阻止、ごり押しは許さないの世論と運動を
- 政府は、何年後に発効するか分からない(あるいは発効しないかもしれない)TPP協定を「決着済み」であるかのように言いつくろって、3月中に協定と関連法案を国会に提出し、参院選前の国会批准をねらっています。
- 電気を選んで 社会を変えよう/素朴な疑問 QアンドA
- 4月から電力小売り自由化がスタートします。テレビなどでは、電力会社のみならず、ガス会社や携帯電話会社まで入り乱れて「電気売ります」の大宣伝中。…はて?「電力小売り自由化」とはなんぞや?
- 情勢変わる 共同してTPP阻止
- 国会会期中、国民大運動実行委員会など3団体で水曜日の昼休みに共催で取り組んでいる国会前集会が、3月2日に開かれ、約370人が参加しました。
- 農のこころ
- 剪定の蒼天開く声こずえ
- 東日本大震災5年 原発再稼働は絶対許せない(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)/産直で届いた子カブです…
- 福島切り捨てを許すな! 原発事故は終わっていない/津波・原発で米作り断念 米価暴落で離農深刻な浜通り/もの作る喜び奪った原発事故 農業再開も生活再建も問題山積み/長野県の農民連と新婦人東松島市(宮城)の仮設住宅13回目の被災地支援/産直で届いた子カブです…
- 映画「遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命のギャンブル」上映会
- ドキュメンタリー映画「遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命のギャンブル」の上映と、原作・脚本・プロデュース・監督のジェフリー・M・スミスさんの講演会が2月27日、都内で開催されました。スミスさんの講演要旨を紹介します。
- アメリカで起こっているGM食品による健康被害
- アメリカで起こっている遺伝子組み換え食品による健康被害――。この作品では医学・医療関係者、政府の食品安全審査に関わる研究者、自閉症やアレルギーに苦しむ子どもの親たち、家畜の健康障害を扱った獣医など、多数の証言と科学的根拠(エビデンス)からその実態を浮かび上がらせます。
- レポート『遺伝子組み換え失敗の20年』
- 国際環境NGOグリーンピース・ジャパンはこのほど、アメリカでの商業栽培開始から20年以上が経過した遺伝子組み換え作物に関する最新の科学的、社会的な実態を分析したレポート「遺伝子組み換え失敗の20年〜遺伝子組み換え作物をめぐる7つの『神話』と現実〜」を発表しました。
- 豊岡エキシビション2016 in 東京
- コウノトリの野生復帰に取り組む兵庫県豊岡市は2月19日、東京・大手町で、「豊岡エキシビション2016」を開き、豊岡ゆかりの人々が集いました。
- ガレキだらけのほ場を復活 農地を次世代につなぎたい
- 宮城県沿岸部では、津波により甚大な被害を受けました。その中でも、農家は再び生産に立ち上がっています。復興が進む東松島市で営農を再開した株式会社「めぐいーと」の武田惠喜社長(61)と菅原一郎副社長(68)に話を聞きました。
- 被爆62周年 3・1ビキニデー
- 第五福竜丸がビキニ環礁で、アメリカ軍の水爆実験により被爆してから今年で62年を迎えます。核兵器のない世界を実現するために2月29日、3月1日の両日、静岡県静岡・焼津の両市で3・1ビキニデーが開催されました。
- 旬の味
- 沖縄の桜は満開の木と、花と新芽が混ざった木が同時進行中です。今年の寒さは厳しく、トマトなどの成長が遅れ、長雨で大根は不作、光合成不足でじゃがいもは小粒、マンゴーの蕾(つぼみ)の付きも遅く心配しています
■2016年3月7日(第1204号)
- やっぱり消費税10%増税は中止させるしかない
- 安倍首相は、2017年4月には消費税10%への再増税を断行するとともに食料品への「軽減税率」を導入しようとしています。
- 茨城 総がかり取手行動/2000万署名推進へ力強い決意
- 茨城県取手市内では、各地で「戦争法反対」「憲法守れ」の宣伝・署名を各団体で行ってきましたが、今こそ世論を大きく広げる必要があることから、党派の違いや立場の違いを乗り越え、「戦争法案廃案」の一致する一点で共同を広げようと、昨年7月9日に総がかり取手行動の実行委員会が結成されました。
- 戦争法廃止署名500人分超えた
- 忘れもしない1945年8月15日。私は小学校6年生でした。勝つと思わされていた戦争に負けてしまいました。
- 農のこころ
- ゆっくりと大地を覚す耕運機
- 市民の声が野党動かした 戦争法廃止までがんばろう/止めよう辺野古埋め立て
- 2月19日の夜、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が毎月19日に行っている国会前行動が取り組まれ、7800人もの人々が国会周辺を埋め尽くしました。
- 活気あふれた情報交換/税金指導者の学習会に9人
- 農民連ふるさとネットワークは2月7日、東京都墨田区で行われた「生産者・JAとコメ取扱店との商談交流会」(株式会社アグリ・プラン主催)に出展しました。千葉、埼玉、茨城の3県からもかけつけました。
- TPPに対抗する希望がここにある/困難だけど作り続けたい
- 「生産者と消費者が手をつなぎ、国産大豆の生産を高めよう」と、第18回大豆畑トラスト運動全国交流会が2月23日、東京・目黒区緑が丘文化会館で開かれ、生産者や消費者らが集まりました。主催は、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン。
- TPPで私たちの食品は安全か?
- 2月11日に東京・江東区文化センターで開催された江東母親大会の第2分科会に、農民連青年部の渡辺信嗣事務局長と小田川遥平さんが助言者として参加しました。
- 旬の味
- 雪国の厳冬期に雨が降ると米が不作になるとのことわざがある。例年、氷点下が続く大寒に今年は雷雨となった。長く米作りをしてきたが、いやな予感がする
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