被爆62周年
3・1ビキニデー
核兵器廃絶・被爆者つくらせない
新署名への協力を呼びかけ
被爆2世3世 戦争法廃止から実現を
第五福竜丸がビキニ環礁で、アメリカ軍の水爆実験により被爆してから今年で62年を迎えます。核兵器のない世界を実現するために2月29日、3月1日の両日、静岡県静岡・焼津の両市で3・1ビキニデーが開催されました。
29日に行われた日本原水協の全国集会では、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の木戸季市事務局次長から「核兵器をなくしてほしい。再び被爆者をつくらないでほしい。そのために新しい署名を全世界に呼びかけます」と新署名への協力を呼びかけ、被爆2世、3世が「未来を守るためには今を守らなければならない。まずは戦争法を廃止させ、平和な日本をつないでいこう」と決意を表明しました。
集会終了後は7会場に分かれて分科会を開催。第4分科会は「原発ゼロ、被災地支援、自然エネルギーへの転換めざして」がテーマ。福島わたり病院の齋藤紀医師、南相馬市ボランティアセンターの宮前利明さんが報告しました。
3月1日は焼津駅から第五福竜丸の無線長、久保山愛吉さんが眠る弘徳院まで墓参献花平和行進が行われました。マーシャル諸島共和国の前外相のトニー・デブルムさんら海外代表も先頭を歩きました。
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暖かい日差しのなか、弘徳院近くの住宅街を行進。右から2人目がトニー・デブルムさん |
弘徳院では日本宗教者平和協議会主催で久保山愛吉氏墓前祭が営まれ、多くの参加者が墓前に献花し遺影に手を合わせていました。
(新聞「農民」2016.3.14付)
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