日本を戦争する国にしてはならん
戦争法廃止署名500人分超えた
西山形農民連 高橋嘉一郎さん
野党共闘合意 活動に馬力つけた
忘れもしない1945年8月15日。私は小学校6年生でした。勝つと思わされていた戦争に負けてしまいました。
農村には疎開してきた方々がたくさんいました。戦死者も次々と来ました。復員軍人も帰り、にぎやかに。それは食糧不足が深刻なことになることであり、農村も大変で野草も食べました。百姓も米の強制供出で、麦、大豆、大根等を食べました。疎開者のなかには栄養失調者が多くいました。
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農民連産直の旬の野菜コーナーがある生協西田店で戦争法廃止の署名を訴える高橋さん(中央)=山形市 |
46年に新しい憲法ができ、主権者は国民になりました。侵略戦争で2000万余りの人々を殺し殺された。人道上許されるものではありませんでした。戦争放棄をうたい、国際紛争を解決するのに武力を放棄し、陸海空軍を持たない。こんな素晴らしい平和憲法を持つことになりました。
それが、近年になって軍事予算を年々増やすようになったら、国民の生活が脅かされます。安倍首相は、アメリカ言いなりの従属軍として戦争をする国にしようとしており、許されません。
秘密保護法反対、戦争法反対の国会行動に農民連の仲間と一緒に私は参加してきました。
戦争法廃止2000万署名にも「西山形9条を守る会」として、元日を除き毎日2〜3人から10数人の署名を集めていて、500人分を超えています。野党が参院選で勝つための協力に合意したことはうれしく、活動の馬力がつきます。
(山形・西山形農民連 高橋嘉一郎)
(新聞「農民」2016.3.7付)
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