農のこころ丸山美沙夫
春耕の浸みし土の香厨たつ 松澤 妙子 俳誌『白炎』から。冬の間手入れをしない田畑は、春の訪れとともに耕して空気を取り入れ、植え付の準備をすすめる。雪解けが遅かったり天候が悪いと、この作業も遅れるので、晴れた日を待ちかまえて耕に出る。作業衣に付いた「土の香」のまま食事の用意をする。主婦たちの意気込みと、逞しさが伝わってくる一句。
(新聞「農民」2016.3.28付)
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[2016年3月]
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