「農民」記事データベース20160314-1205-17

旬の味


 沖縄の桜は満開の木と、花と新芽が混ざった木が同時進行中です。今年の寒さは厳しく、トマトなどの成長が遅れ、長雨で大根は不作、光合成不足でじゃがいもは小粒、マンゴーの蕾(つぼみ)の付きも遅く心配しています▼地球の自然環境を再生し、人々が生きていける食料確保についてもっと話し合ってほしい。特に地球上の生物を破壊する戦争に反対です▼『基地で働く―軍作業員の戦後』(沖縄タイムス社)を読みました。基地建設のため土地の強制接収の一端を担わされた工事関係者、実弾射撃演習に反対する住民と対峙(たいじ)させられた警備員など、大なり小なり戦争の手伝いをしているのです▼「気が重くてね。沖縄戦で生き延びた私たちが戦争に加担していいのか。沖縄の人の暮らしに役立つものを扱いたいよね。基地がないなら、その方がいい。ここに基地でなく平和産業を興せないかと仲間一緒に農業研修所を視察に行った事もある」等。直接基地の影響を見聞きしない地域で育った私に、とても衝撃的な内容です。

(直)

(新聞「農民」2016.3.14付)
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2016年3月

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