「農民」記事データベース20160314-1205-14

兵庫

豊岡エキシビション2016 in 東京


コウノトリも住める環境の創造で
環境と経済が共鳴する地域へ

 豊岡にかかわる人々が集まる

 コウノトリの野生復帰に取り組む兵庫県豊岡市は2月19日、東京・大手町で、「豊岡エキシビション2016」を開き、豊岡ゆかりの人々が集いました。

 今回のテーマは、「地方創生、その先」。学校の授業形式で進行し、「教室」のなかで、講義や討論が行われました。

 1限目は、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスの木下斉氏による「稼ぐまちが地方を変える」。「公共性のあるまちづくりは、行政だけの仕事ではない。補助金目当てでなく、自分の頭で考えた事業が必要。もうけた資金で再投資をして、地域で回していくことが大事」と述べました。

 地方の創生のあり方を議論

 2限目は、編集長会議「メディアが見た地方」。地方を取材対象にした雑誌3誌の編集長が、地域振興、地方創生のあり方を議論しました。

 3限目は、豊岡の中貝宗治市長が「豊岡の挑戦」と題して事例発表。「コウノトリ育む農法」の普及など、コウノトリも住める豊かな環境の創造で、環境と経済が共鳴する地域を作り上げる必要性を強調しました。

 4限目は、地方移住・定住希望者の価値観を把握した調査結果の紹介が行われ、5限目は豊岡市芸術文化参与で劇作家・演出家の平田オリザ氏が、小学校での演劇モデル授業などを通じたコミュニケーション教育の重要性を訴えました。

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交流会であいさつする平田オリザさん(左)と中貝市長

 豊岡ゆかりの食材を使って

 夜は、給食の時間。ぶつ切りスモークチキンのロースト、イカとマグロのマリネ、赤米と栗のアイスクリームなど豊岡ゆかりの食材を使ったバラエティーに富むメニューが並び、参加者は味わいながら交流しました。

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コウノトリのお米をアピールしました

(新聞「農民」2016.3.14付)
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2016年3月

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