「農民」記事データベース20160307-1204-05

市民の声が野党動かした
戦争法廃止までがんばろう

7800人 夜の国会包囲熱いコール

関連/止めよう辺野古埋め立て


総がかり行動

 2月19日の夜、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が毎月19日に行っている国会前行動が取り組まれ、7800人もの人々が国会周辺を埋め尽くしました。

 この日の午前中には、日本共産党、民主党、維新の党、生活の党、社民党の野党5党の共同で、戦争法廃止法案が衆議院に提出され、集会には、4野党の幹部がそろって参加。「国会内外の力を合わせて、自民党の暴走政治を止めていきましょう」(維新の党の初鹿明博議員)と、呼びかけ、集会は熱気あふれるものとなりました。

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「戦争する国絶対反対!」「野党は共闘!」とコール

 市民連合と安全保障法制に反対する学者の会を代表して、元日本学術会議会長の広渡清吾さんもマイクを握り、「野党5党が共同して戦争法廃止法案を提案できたのは、戦争する国を許してはならないという、国会内外での市民の声の大きさが、野党を動かしたからだと確信します。でもこれはまだ始まりの一歩です。戦争法を廃止するまで、力を合わせて、がんばりましょう」と、あいさつしました。

 主催者を代表して、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」の高田健さんが今後の行動を提起、「戦争法の廃止を求める2000万人署名」への協力を呼びかけました。

 参加者は、「戦争する国、絶対反対!」「野党は共闘!」とコール。7800人の熱いコールが、地鳴りのように国会を包みました。


止めよう辺野古埋め立て

野党共闘実現安倍政権打倒
2万8千人が国会包囲

 「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会は2月21日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会と共催で国会包囲行動を行い、2万8000人が国会周辺に集結しました。

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2万8000人が国会を取り囲みました

 現地沖縄から稲嶺進・名護市長と安次富浩・ヘリ基地反対協議会共同代表が参加。稲嶺市長は政権の無法なやり方を告発し「正義はこちらにある」と指摘。国が沖縄県を訴えた代執行訴訟の被告人陳述で「正々堂々と裁判官に、国の無法を訴えていきたい。ぜひ、みなさんの力を貸してほしい」と訴えました。

 安次富さんは「6月に沖縄県議選、7月には参院選がある。安倍政権は企業のことしか考えていないが、この政権は私たちの手で倒すことができる。主権者は私たち。野党共闘の実現めざしてたたかおう」と呼びかけました。

 また沖縄選出の国会議員5人も連帯のあいさつに駆けつけました。

 参加者は国会に向かってシュプレヒコールを行うとともに、「沖縄を返せ」を一斉に歌い、安倍政権に対して沖縄の意志を突きつけました。

(新聞「農民」2016.3.7付)
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2016年3月

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